電車に乗りに行く

息子は12歳。不登校です。息子は電車に乗るのが好きです。今までの所一ヶ月に2回ぐらい、母親と一緒に電車に乗りに行きました。息子は電車に乗っている間、嫌なことを忘れるので、電車に乗りに行くと言っています。母親は息子がよい子を演じて電車に乗りに行っているのか心配です。母親自身は息子と電車に乗りに行きたく無いのです。息子はそれを感じ取っているのかも知れません。息子が「親を強制連行してるけど大丈夫か」と言うので、とりあえず「大丈夫」と母親は言ってます。でも私の疲れを感じ取っているのか「母親がバテるといけないから、今年から外出は週1におさえる」と言います。息子は乳幼児の泣き声が嫌いなので、それに遭遇した時のことを考えると、母親として出かけたくないのですが、息子は息子なりに考え、子供のいなそうな時間帯(通勤時間にちかい時間)や空いてる車両を選んで乗ってました。冬休みの休日は子どもが多いからと、息子は電車に乗りに行かないで家にいます。私から見て、外出が息子の心にプラスに働かないと感じた日があり、電車ののりの行くのを止めたこともありました。

<解説>

>息子は電車に乗るのが好きです。今までの所一ヶ月に2回ぐらい、母親と一緒に電車に乗りに行きました。
この一行だけでは、息子は不登校解決段階4を考えます。

>息子は電車に乗っている間、嫌なことを忘れるので、電車に乗りに行くと言っています。
嫌なこととは登校刺激でしょう。そうだとすると、息子は不登校解決段階の4のように見えても、未だ不登校解決段階前段階になります。この嫌なことが息子から無くなると、息子は不登校解決段階4になり、不登校問題の解決に向かっていることになります。

>母親は息子がよい子を演じて電車に乗りに行っているのか心配です。
息子が電車に乗りに行きたいと提案し、母親がそれを受け入れていることで、息子の心を元気にして言っています。どの意味で息子は良い子を演じていません。ただし、息子にとって嫌なことを思い出すことがある様ですから、登校刺激が加わっています。電車に乗っている間はその嫌なことを思い出さないのですから、息子なりの生き方、成長の仕方の一つの形を求める挑戦になります。この息子の姿も親から見たら、嫌なこと=登校刺激から逃げるための、よい子を演じている姿と理解できます。しかし具体的な嫌なこと=登校刺激が家の中にあれば、息子に月二回も電車に乗りに行くだけの心のエネルギーはないはずです。きっと息子の知識の中に、未だ学校に行かなくてはならないと言う登校刺激が残っていて、この知識を思い出すことが息子にとって嫌なことではないかと推測されます。
ですから、今の母親に必要なことは、今の息子への対応に加えて、息子の知識の中にある学校に行かなくてはならないと言う知識を、学校に行かなくて良いと言う知識に変えて上げる必要があります。

>母親自身は息子と電車に乗りに行きたく無いのです。息子はそれを感じ取っているのかも知れません。
其れは仕方が無いことです。可能なら母親が笑顔で息子の要求を叶えて上げるのが良いです。ここで感じる問題点は、何故息子一人で電車に乗りに行かないのかと言うことです。それは家の周囲に息子にとって登校刺激と感じる物がある可能性があります。その家の周囲の登校刺激は、母親の存在で打ち消されるほど弱い物なので、母親として配慮する必要は無いと思います。

>息子が「親を強制連行してるけど大丈夫か」と言うので、とりあえず「大丈夫」と母親は言ってます。
息子は母親を利用して、自分なりの挑戦を続けたいのだと思います。当然この挑戦を続けられたら良いのですから、今の母親のあり方でも仕方が無いと思います。

>でも私の疲れを感じ取っているのか「母親がバテるといけないから、今年から外出は週1におさえる」と言います。
息子は母親に優しいですね。なぜ母親が息子と電車に乗りに行くだけの元気がないのか、このMSGから分かりません。けれど月に一回電車に乗りに行くだけでも、息子の挑戦に役立つと思いますから、母親は母親なりに息子が電車に乗りに行くのにつきあって上げてください。

>息子は乳幼児の泣き声が嫌いなので、それに遭遇した時のことを考えると、母親として出かけたくないのですが、息子は息子なりに考え、子供のいなそうな時間帯(通勤時間にちかい時間)や空いてる車両を選んで乗ってました。冬休みの休日は子どもが多いからと、息子は電車に乗りに行かないで家にいます。
息子なりに自分の挑戦を意味ある物にする努力をしているようですね。この息子の姿もとても大切ですし、この息子の苦手とする問題点も、その内に自分で解決してくれるはずです。母親は気にしなくて良いと思います。解決して上げようと思わなくて良いです。

>私から見て、外出が息子の心にプラスに働かないと感じた日があり、電車ののりの行くのを止めたこともありました。
プラスに働かないという意味が登校刺激があるという意味なら、母親のこの判断は正しいです。そうでなければ、この判断は母親がするのでなくて、息子自身がする方が良いです。
外出が息子の心にプラスに働かないかどうか、息子自身が経験して判断する方が、息子の心の成長に役立ちます。