チコちゃんに叱られる!

先週の後半、たまたまNHKテレビで、チコちゃんに叱られる!を見る機会がありました。その内容は、何故人は怖い物を見たがるか、絶叫マシンに乗りたがるか、の理由でした。担当の科学者が、大脳辺縁系を紹介説明して、危険そうに感じる物から安心を確かめるためだと言っていました。

動物を観察する限り、危険な動物から十分安全な距離をとるし、それでも危険な動物から逃げようとします。動物がそれまで経験していない動物を見たとき、その経験していない動物に近づきますが、ある距離まで近づくと、その距離でその今まで経験していない動物を観察します。それを暫く続けて、その場から離れていきます。

この場合、経験していない動物は、その動物にとって新奇刺激です。新奇刺激は刺激限の動物からの距離に依存をします。極めて距離が離れているときには無関刺激になります。ある程度の距離になると、接近系としてその動物に興味を持つような姿の行動になります。もっと近づくと回避系としてその動物から逃げようとします。その境目でその動物はその境目で止まって、その経験していない動物を観察します。それは哺乳類でかなりの場合生じます。その番組の担当の科学者はこのことを言っているのだと思います。

人間の場合怖い物を見たがる、怖い物に乗ってみるとは、その人が持っている経験からの知識です。常識的に怖い物ですが、その人にとっては既に怖い物ではなくなっています。つまりその怖い物を既に危険ではない、安全であるという知識を持っています。でも他の人では怖い物を楽しむ、楽しもうとしているという意味です。つまり大脳辺縁系では既に怖い物ではなくなっています。一般では怖いと言う物、知識で怖い物という意味の物を楽しんでいるだけです。瞬間的に怖さを感じることがあっても全体的に楽しい、楽しんでいるのです。大脳辺縁系が恐怖反応を生じることはあっても、それは本の瞬間で、其れ以外の瞬間は楽しみを生じています。

本当に怖い物と理解している人は、知識で怖い物となって居る人は、怖い物を拒否します。