一歳児

ある大学の物理関係の先生のMSGです。
歩いたり握ったり摘まんだり押したりの身体能力に関しては一歳児とぼく(大人)に大した差はなく、大人は物理法則と心理法則に関する豊富な知識を持っているというだけのようです。
世の中には「いい」人もいるし「悪い」人もいる。
子どもにどう心理法則を教えるのがいいか、それが問題です。

<解説>

>歩いたり握ったり摘まんだり押したりの身体能力に関しては一歳児とぼく(大人)に大した差はなく
成長段階の子どもと、既に成長を終えた大人と、身体的に差があります(程度の差の表現は客観的に表現できません)。成長段階の子どもに成長を終えた大人の身体的な能力を求めると、子どもがそれに耐えられる身体になっていないので、子どもの成長に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

ところが幼児になると、その芸術的能力や知識的能力で、大人顔負けの能力を発揮する子どもが出てきます。但しこのような子どもの能力が必ずしも大人として好ましいかどうかは別問題です。なぜならこのような特殊な能力を伸ばそうとするなら、其れ以外の能力を伸ばす機会が少なくなる、大人として必ずしも大人社会に順応できるとは限らない、多くの場合難しいと私は推測しています。

>大人は物理法則と心理法則に関する豊富な知識を持っているというだけのようです。
それなりの教育をすれば子どもでも可能になります。但し子どもでは上記の様に能力的に偏った大人になってしまう可能性があります。それでもその偏った能力で生きていけるなら、所謂天才として大人社会で注目されますが、そのような大人はほんの僅かです。所謂天才と言われて育った人の数は少ないですし、子ども自身も大人になって必ずしも天才として社会生活ができるとは限りません。

>世の中には「いい」人もいるし「悪い」人もいる。
>子どもにどう心理法則を教えるのがいいか、それが問題です。
このいい人、悪い人の判断は大変に難しいです。その人の属している文化でも大きく異なる場合が多いのではないかと思います。
また、心理法則という物があるのかどうか疑問です。科学的な確かさという点で、脳科学を当てはめた心理の理解はそれなりの意味があると私は信じています。