このように精神症状が辛いから向精神薬を飲むのですから､向精神薬を飲むことで辛さが軽減すると言う事はあっても、楽しくなると言う事はありません（精神高揚作用のある薬は別です）。向精神薬を飲んで居るだけなら精神症状が軽減しても現状維持だけです。発展や成長はありません。薬で阻害されているからです。
多くの場合向精神薬を飲んで居ると楽しいことが出来ない場合が多いですが、向精神薬を飲んで居る人の中に、その人なりに楽しいことが出来る人が居ます。その様な人は楽しいことをすることで、精神症状を出す回避系が弱まりますから、その分精神症状が弱まっていきます。楽しいことをし続けることで精神症状が段々弱まるので、当人が向精神薬を減らしたり､飲まなくなったりします。最終的に向精神薬を飲まなくても、精神症状を出さなくなります。
精神症状が出ているときは楽しいことをすることは難しいです。それでも出来たらそれだけで精神症状を出さなくすることが出来ます。向精神薬を飲んで居ても、薬で辛さを軽減して楽しいことが出来たら、段々向精神薬を減らすことが出来ます。最終的に向精神薬が必要なくなります。
