不登校と医療 17

此も経験的な話しです。

向精神薬は精神症状を抑えますが、それは症状を表現する神経細胞のネットワークを抑制しています。そのネットワークは大脳辺縁系にあります。

向精神薬大脳辺縁系ばかりで無く、大脳新皮質にも機能をしています。その結果として刺激に対する意識的な反応も遅くしますし、学習も抑制しています。子どもがおとなと違う点の一つは、子どもは本能的に新しいことを求めて、与えられた環境に順応する本能があります。その本能の発言を抑えているようですし、大脳新皮質での学習も抑制しています。向精神薬を飲ませ続けることは、子どものこの社会に順応しようとする能力、本能を弱めるか、抑制をしてしまい、子どものママで年齢だけが大人になってしまうことになります。

それは学習にも当てはまります。向精神薬を飲ませ続けていると、子どもは学習が出来ないか、学習が不十分で、その年齢なりの知的な子ども、おとなと成長が出来ません。つまり知能も子供のままで大人になってしまい、知能という意味でも社会性が持てなくなります。もちろん飲んでいる薬の種類、その量で、その様子が異なってきますが、この知的な発達の停滞は、大人になっても病気として生きていかなくてはならなくなる要因の一つでは無いかと思います。