ある男の子からの考え方 16

>この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしてはいけない、純一君の学校内での評価と、大学進学に影響をするからと、純一君を説得しました。その結果純一君は荒れて自分の部屋に引きこもってしまいました。

純一君の母親は、純一君が辛い思いをしていることに気づいていたはずですが、それでも、外聞を、学校の立場を優先しました。きっと母親はこの文化祭の問題は一時的であり、文化祭の時期を終えるとこの問題は解決して、純一君は元の純一君に戻ると考えたのでしょう。

それならば、純一君の学校からの評価を悪くしないようにして、純一君の大学進学に悪影響を与えない方が、純一君の将来に良いと判断したのでしょう。良い大学、純一君が希望する大学(純一君が希望すると言うより、親が純一君のために良いと思われ、純一君に勧める大学)に進学するのに悪影響を与えない方が良いと考えたのでしょう。