ある男の子からの考え方 15

>担任は今年教師になったばかりでした。校長の指示に従うだけで、学生達の思いを代弁することが出来ませんでした。そのために担任と生徒達とがぶつかり教室内が荒れてしまったのです。この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしてはいけない、純一君の学校内での評価と、大学進学に影響をするからと、純一君を説得しました。その結果純一君は荒れて自分の部屋に引きこもってしまいました。

文化祭のテーマへの参加の仕方から、純一君の心のエネルギーはプラスだったけれど、それほど大きくは無かったことが推測されます。
順一君はその性格から文化祭のテーマについて、挑戦をしました。挑戦を担任から拒否をされることで、葛藤状態になりました。その結果学校内で問題行動(教室内が荒れたに、加わったどうか、不明です。文化祭のテーマについて担任から拒否をされたことで、その担任の拒否を回避する心のエネルギーを持っていなかったと推測されます。

順一君が葛藤状態から抜け出せない(順一君にこの葛藤状態から抜け出す能力はありません。母親が順一君を守るべきでしたが、母親はそれをしませんでした)ので、母親は順一君を操作することでこの問題を解決しようとしたようです。具体的にどの様なことをしたのか、ここに書かれていません。その後の順一君の姿から、純一君が担任に従うように関わったと思います。

母親は順一君の心より、学校内での評価や、内申書を優先したとあります。それは順一君の挑戦を否定することと荷なりました。順一君は母親からも否定されたと反応をして、学校での辛さに相乗効果を生じて、学校に反応をして辛くするトラウマ=fecorを学習してしまいました。この時点で順一君は学校を意識せざるを得なかったので、学校を意識するたびにfecorが反応をして、その回避行動として家で荒れると言う形になってしまいました。順一君を辛くした母親を回避するために、自分の部屋に閉じこもらざるを得なかったのです。順一君は母親を見るたびに辛さがこみ上げてきて、母親に向かって荒れざるを得なかったのでした。