文化社会と競争 2

文化社会では文化を利用できないと、社会活動が出来ません。子どもは文化社会の中で、子どもなりに文化を取り入れて、その子どもなりに、子どもの周囲の文化を取り入れて、文化を利用して、文化社会に順応していきます。

子どもが文化社会から孤立して成長をすることは不可能です。文化社会の中で、より効率的にその文化に子ども達を順応させるためのがっこうが出来ました。その学校制度が子ども達に競争を求めて居ます。

初期の文化社会は、文化を身につけた人が優位な立場を得ることが出来ました。そのために学校内で文化的な能力を高める競争が始まっていました。より文化的な能力をつけた人が社会に出て文化をリードすることが出来たからです。そのための仕組みが学校内で延々と続けられています。子ども達はそのための仕組みに組み込まれて、競争を強いられています。親も学校内での競争に勝った子どもが社会に出たときに優位な地位を占められましたから、子どもに学校内での成績を高めることを要求し続けてきています。