学校改革 ついて意見5

不登校の子供が増えている現代の学校に今の子供達に合わないことも増えてきているのは事実だと思うし、改革できることはしてほしいと思います。義務教育に関しては、大きな改革は文科省が命令を出さないかぎり無理でしょう。その発令が迅速でないことは明白です。だからと言って、日本中の公立学校で義務教育からの不登校が増えているからといって全ての学校が悪いとも言い切れません。今現在も学校で能力を発揮できる子供も多いからです。不登校の家庭に対しての学校の対応が悪いとは言い切れることが多いかもしれません。理解してくれる教員に巡り合えたらかなり楽になれますから。

子供の本能である、新しいことを知ろうとする、同年代の子供を好む、母親を大好き、与えられた環境に順応しようとする、この4つの本能からどんな子供もどんな学校にも順応する能力があり、その能力をその子供らしく発揮して成長することができるはずです。問題点は、今の学校がこの子供が持つ本能を発揮できない状態にあります。其れは学校が、学校はこうあるべきと言う方針が余りにも強くて、学校に通う子供達の内で、学校がが楽しくない子供達が出てきていることです。表現を変えて言いますと、学校が子ども達に 「教え込むことが多すぎて(それでいて、教え込まなくても良いようなことを教え込もうとして、子ども達が楽しくない、その楽しくないことを解消できるような楽く過ごせるような時間が学校内にない」 と言うことだと思います。

同時に重要なのが家庭での子供に対する親の在り方です。子供の意思を待ち、希望を叶えて笑顔でいる。(生活の仕方やしつけ等は抜きにして)自分もそうでしたが、指示命令先回りは学校や習い事を始める年齢になるとそれが常識のように顕著になっていきます。都市部では特にそうでしょうか。子供の意思を待つと学校生活に支障をきたすかもしれません。でも待ってあげたらきっと意思の強いへこたれない大人に向かって成長していくと思います。不登校になった私の子どもへの対応から意思の塊のような子供達の成長の姿を見て確信しています。

一見、非常識と勘違いされるような対応は学校では通用しないかもしれません。それでも母親だけは大好きだよと信じて子供との信頼関係があれば、心が元気な子供も、心が辛い子供も(心が辛い子供には時間が必要ですが)、その子供なりに成長の仕方を見つけて挑戦していくのだと思います。つまり、子供が学校で辛いことがあり、その辛さがあるときは、学校を休んで、家でその辛さを十分に解消をして、その後子供が納得して学校に行く必要があります。

多くの母親は、子どもが学校を休むと勉強の遅れから学校に行けなくなって不登校になると考えがちですが、それは子どもの心に反しています。其れは子どもが風邪などで学校を休んでも、治ったら自分から学校に行きますし、自分で勉強の遅れをどうにかしているという事実があることを思い出して頂きたいのです。