ある男の子からの考え方 30

>落ち込む純一君を見て、母親は「もっと強く高校中退に反対すればよかったのか」「純一君を先生に合わせようとしないで、先生に純一君を理解してもらうように頼めばよかったのかもしれない」と、あれこれ考えすぎて体調まで崩してしまいました。

>落ち込む純一君を見て
両親の期待に応えられない自分を知って、純一君は葛藤状態になっていたはずです。地獄の底にいる思いだったはずです。

>母親は「もっと強く高校中退に反対すればよかったのか」
この時点でも、母親は純一君の辛い心を理解していません。高校を中退していなくても、このときと同じような辛さを純一君は感じて居たはずです。その結果最終的に高校に行けなくなっていたはずです。現在の純一君の姿と同じ姿になっていたと思われます。

学校に行かれないと働きに行かれないとは、同じ意味なのです。

>「純一君を先生に合わせようとしないで、先生に純一君を理解してもらうように頼めばよかったのかもしれない」と
教師が聞く耳を持っていれば、純一君の文化祭の問題は生じなかったでしょう。あり得ないことを考えてしまう母親なのでしょうが、それと同時に母親が葛藤自体になってしまったため

>あれこれ考えすぎて体調まで崩してしまいました。
葛藤状態になったことから、辛い心の症状を脱してしまったのでしょう。
純一君の姿から目を離して、純一君のことは、将来は、純一君に任せるべきなのでしょう。そうすることで母親のこの問題は解決します。

現実は純一君の将来を母親の知識から考える母親の性格、これはそう簡単に変わりません。純一君と同様に、母親も辛い現実に苦しむことになります。