ある男の子からの考え方 20

>この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしてはいけない、純一君の学校内での評価と、大学進学に影響をするからと、純一君を説得しました。その結果純一君は荒れて自分の部屋に引きこもってしまいました。

担任の対応が純一君を2.恐怖の形の不登校にしました。この状態では担任を避けることで純一君は学校に行けたはずです。叉実際に行っていました。その時、純一君の心は単に反応をする条件反射からの恐怖=辛さ、と母親から純一君のあり方を否定されたという辛さの相乗効果の辛さを抱えていましたから、学校内で担任に会うことで、只単に担任に会うことから生じる辛さ以上の辛さを担任から感じてしまい、その時純一君の周囲にある物に辛さを生じる条件反射=fecorを学習してしまいました。

純一君は学校を意識するだけでつらくなります。この時点での母親は学校を思い出させる存在ですから、母親に対してfecorが反応をして、母親に対して荒れたり、問題行動をしたり、心の病の症状を出すようになります。このmsgでは荒れると言う行動と、母親から見たら問題行動の部屋に引きこもるという行動を取りました。

純一君の自分の部屋に引きこもる行動は、純一君から見れば純一君の心を守る行動ですが、母親から見たら母親として辛い純一君の行動、即ち母親から見たら、母親にとっての問題行動なのです。純一君はこれらの行動を意識的に行っているのではありません。母親からfecorが反応をする=母親が辛い事からの、子どもの回避系の反応=本能からの反応で、荒れると言う行動、引きこもるという行動を取っています。その行動を取ることで純一君の心が少しでも楽になる方向に、純一君は反応をしていくのです。それは水が高いところから低いところへ流れていくことと同じです。純一君の心が少しでも楽になる方向に、純一君は無意識に反応をして動いていくという意味です。