大人の引きこもり12の質問に 補充

家の中に引きこもっていた大人が、家の外に出られて、好きなことが出来ているのに、就労しないのが親にとって悩みの種です。その時親が考えなくてはならない事は
1)親にその認識が無くても、無意識に引きこもっていた大人を家の外に押し出している
2)引きこもっていた大人の焦りから、無理をして自分から家の外に出ている
3)自分の意思から家の外に出ているけれど、就労しようとしない、就労しても続かない

ここで、1)と2)は、その状態を維持するだけで、とても解決が難しいです。常識的な対応法では、荒れたり問題行動をしたりするようになります。解決に向かわせる対応法は、今一度家の中に引きこもらせてあげる必要があります。家の中に引きこもらせてあげようとすることで、その大人がもう一度家の中に引きこもるか、家の中に引きこもらせようとする親の対応が逃げ道となって、3)の状態の大人になれる可能性があります。

3)の大人について、就労しても続かない大人は、就労するために、未だ心のエネルギーが不十分です。親が心のエネルギーを高める対応をしてあげるか、その大人が持って居る心のエネルギーを失わせないような職場を用意する必要があります。その様な職場を用意することは自営業や慈善事業で無い限り、大変に難しいです。

心のエネルギーが十分なのに就労しない大人がいます。就労に何か楽しみや自分で納得できる意義を見つけられるのなら就労してくれますが、なかなかその様な職場はありません。そのためにどうしても其れまでし続けてきて自分の心を元気にし続けてきた楽しみの方に向かってしまいます。その楽しみからお金を得られるのなら、其れも一つの経済的な自立になります。

経済的に自立しない、心が元気な大人に、就労して貰うにはその必要を感じて貰うしか方法がありません。楽しみの範囲で良いですから、どんどん社会と関わっている内に、就労のためのきっかけやヒントを得られることが多いです。親と共通の楽しみを一緒に経験する中で、ヒントを与えるのは問題ないようです。親だからヒントを与える、つまり親が傍観者的にその大人の経済的な自立を導くのはなかなか成功をしません。

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201223-00000025-sasahi-soci
 の記事について、その問題点は、ここにあります。