楽しいことがあるといいね

不登校引きこもりの息子が、生きている意味がないと、泣きながら訴えてきました。母親の私は
「つらいね、つらいね。雄三にとって楽しいことがあるといいね。得意なことはたくさんあると思うけどなぁ。やりたいことは、何かのきっかけで見つかるかもしれないよ。」
と伝えました。

母親は子どもの心を尊重して、共感しています。子どもを元気づけようとしています。心が元気な子どもではこの言葉で良いのですが、心が辛い子どもでは、今のあなたではだめだという意味になります。辛いと訴えている子どもの心を、辛い子どもの心を否定することになります。

楽しいことがあるといいね。の言葉は、母親が子どもに楽しいことを見つけるようにと求めて居ます。子どもは辛くて楽しいことを見つけることが出来ないのです。ですから楽しいことが見つからない今の子どもを否定することになります。