退学して家でゆっくりと

高等学校で不登校になった子どもを、これ以上学校に行かせるのは無理だと判断した親は、子どもに断りなしに退学をさせることに決めました。その母親の言葉です。

>まずは退学の手続きを済ませて、家族でゆっくりと休もうと思います。
と言う言葉に対して、私が指摘したのですが、
大人では休もうという概念で良いですが、子どもでは何かを楽しもうという概念
です。
結果的に同じ事かもしれませんが、不登校の子どもの感覚では学校に行かなくてもゆっくりと休むことが出来ません。学校を忘れて何かをしていなければならないのです。そのためには今までしていた子どもの趣味に没頭させるのが良いです。多くの例ではゲームやネットです。
常識ではゲームやネットは好ましくないと考えられていますが、このように不登校の子供にはとても良い物なのです。子どもが元気になってきたら、必ず自分から止めます。他のことを始めます。親はそのことを信じて待ってあげてください。

>退学手続きが全て完了したら、子どもにその旨を伝えておこうかなと思っています。
子どもは言葉では高校を退学しないと行っていますが、本心は学校が辛くてとても行かれる状態ではありません。親が退学を勧めても子どもは拒否をしたとしても、本心が学校を拒否していますから、子どもに断りなしに退学をさせても、子どもが荒れたりすることはありません。ある期間を経て、不登校問題が解決した際には、子どもから感謝されることが多いです。
退学処理をした後、退学をした事実を子どもに伝えるかどうかの問題があります。伝えても伝えなくても良いですが、伝えるにしたら、自然の成り行きの方が良いように思います。でも退学した段階で伝えても、上記の様に問題を生じません。