心の健康、体の健康

不登校の子供の体調が悪くなると、心配して病院へ連れて行きたいですよね。
私も子供が歯が痛いと泣いた時は、それを見ているこっちも本当に辛くてたまらなかったです。
歯科で治療したらこの痛みから解放されるのに、、と思ってましたが、これは私の考え方でした。
子供も歯科に行く方法は知ってました。
でも鎮痛剤の要求しかしませんでした。
歯科には行こうとはしませんでした。
行けないんですよね。
心のエネルギーが足りないどころか、一歩外へ出ると登校刺激がたくさんあるので、行けないんですね。

体の健康は大事です。
でも、私は不登校を経験して心の健康の方が大事だと実感しました(ここだけ主催者の注釈があります)。
心をまず元気にしなければ、学校も病院も社会にも行けないです。
体が健康ならなんにでもチャレンジできると思ってましたが、心が元気だからこそチャレンジできるんだと思いました。

私は子供の背中を押さずに、子供のタイミングで自ら歯科に行くなら、しばらく続く通院も中断せずに行けると思ってます。
渋々行くとか途中で行けなくなるとか、そういう心配がない状態で通院できるなら、本当に嬉しいですね。
子供の心が元気になったように見えても、実はまだもう少し時間がかかる場合もあるし、逆にまだ時間がかかりそうだなと思ってる時に、突然動き出してびっくりさせられる場合もあると思います。
親が背中を押したら子供が動き出すこともあるようですが、それは背中を押した方がいいと言うことではないし、押さないで子供のタイミングを優先させた方が、子供の心を優先させることができると私は思います。
その心を優先した対応を子供自身が望んでいると実感します。

主催者注釈
一般に不登校になる前まで体に病気がない子供なら、体にいろいろな症状を出すようになっても、心の健康を優先した方が良いようです。不登校になる前までに体に病気があった場合には、心の健康を優先するか体の健康を優先するのか、その判断は母親に不可能です。医師の判断が必要です。医師の判断を信じるしかありません。ただ、多くの母親に不満でしょうが、納得できないでしょうが、不登校の場合の心の健康は子供を安心して(これが難しいですが、説明は省略します)学校を休ませることで、回復します。不登校にした状態で体の健康に注目すれば良いのですが。子供を安心して学校を休ませられないなら、母親なりに心の健康と体の健康とのバランスをとりながら対応をするという母親にも子供にもとても辛い方法しかありません。