不登校引きこもりで3年がたつ息子です。息子の同級生だった友達が遊びに来て言い合いをしましたが、その後も夏休みの間に3回その友達と遊びに出かけました。

1回目は35度超えの炎天下の中その友達と近くの小学校のグラウンドで2人でサッカーをしました。熱中症になりかけての帰宅でした。一晩で回復しました。

2回目は雨が降る中、小6のときのクラスメイトや昨年のクラスメイトなど複数で自分の中学校のすぐ隣にある公園で久しぶりに会った友達たちとの会話を教えてくれました。その日は雨なのと、翌日から息子たちの強い希望で天候での当日キャンセルも覚悟して予約したままにしてあった家族旅行があるから風邪ひきたくないと言って、1時間程度で家に帰ってきたようです。

3回目は、お盆明けにまた中学校の隣の公園に行って、小6のときの友達が大勢来たそうです。帰宅すると、楽しかったー!と笑顔でバレーボールをして遊んだこと、友達の今の様子などを話してくれました。

その頃から広島のネット上の友達とオンラインで朝まで話しながらゲームをする日が2.3日ほど続きました。学校の話をしていることもあり、内容は科学に興味があると言っているのは聞こえましたが、あと泣いているような声のときもありました。夜中に大きな声をだすことがなくなったのでよくわかりませんが、登校刺激を解消してるのかな、辛い気持ちがあるのだろうかと母親の気持ちもザワザワしましたが、母親はそれを気にしないで普段通りに過ごしていると、また先週からオンラインでの会話をしなくなりました。

そして、先週末、息子がお腹が空いたと言うので母親が牛丼作るよと言うと、「俺が作る」と言って、レシピを見ながら牛丼を作ってくれました。中火で煮ると読んだところで、「あ、これ家庭科で習った!強火が鍋のふちまで、中火が鍋の底とふちの間、弱火が鍋の底に当たるくらい、覚えてたー!俺、家庭科は結構好きだったんだよな。調理実習は役に立つね?」と嬉しそうに話してきました。そして今まで自分で作った料理を思い出しながら、「結構作れるようになってるな」と言いました。

このように料理を楽しんでいる姿から学校の、勉強の話が出るときは、不登校の子供にとってどういう気持ちなのでしょうか。多くの不登校の子供はこのような登校刺激で辛くなるものと考えていました。けれど息子は母親には習ったことを思い出して楽しんでいる姿にしか見えないのですが、心が元気な子供と同じような気持ちを持ち始めていると言えますでしょうか。

他にも、また学校の話をしてきて、コロナ禍で林間学校や修学旅行に行けない学校があることを「修学旅行行かないなんてかわいそうだよね、俺冬季林間楽しかった〜行けてよかった」と思い出話をしていました。それと同時に、5.6年生のクラスでの嫌いな友達のことも「俺、あいつらを教室で見てるとものすごくイライラしてた。だから朝からイライラしてた。俺、その頃が反抗期だったな。ママにもいろいろ言ってた」と過去を振り返っていました。

昨日は、何か折り紙の動画かテレビか忘れてしまいましたが見た後に突然「ママ、俺今なら恐竜折り紙作れるかも」と、言ったので母親が幼稚園時代に買った高度な恐竜の折り紙の本を出してこれ?と渡しました。

すると、「折り紙折りたいから買いに行こう!」と言って、「こんなTシャツじゃダメだ」とわざわざ着替えて買い物に行きました。普通の折り紙の他にも大型のもの、超難解折り紙と書いてあるペガサスが折れるキットを欲しいと言って、「恐竜の本に載ってる25体全部作ったらこのペガサスを作る」と言って、昨日4体、今日母親が仕事から帰宅すると7体作ってありました。

昨日は2時間折っていましたが、簡単なものから順番に並んでいるので今日の方が難易度が高いです。今日は朝6時から起きているのですが、日中に集中して何時間も折り紙を折っていたのです。たった2日ですが、息子の集中力の高さに驚きました。明日はもうやめてしまうかもしれませんが、作品を見て本当に嬉しくなりました。息子は(実は長男も)折り紙はずっと得意でしたが、何年も家ではやりませんでしたが、かつて母親が作った恐竜よりもはるかに丁寧に精巧に折り上げています。

これも、心にエネルギーがないとできないことですよね。先月のボール購入から外でのサッカー、バレーボール、今も部屋でボールを触っていますが、まさか折り紙に向かうとは全く予想もしていませんでした。