犬の散歩

<質問>

11歳の不登校4年になる息子です。夕食後に犬の散歩に行こうと言ったので、近所を歩きました。
行った後で、学校の前や、遊んでいた道や、公園や、色々刺激になるんじゃ?と気がついたのです。
わたしも前は、近所を歩くと、悲しい気持ちになるので、嫌でした。最近は、もういいや、なんか、どうでもいい?というか、元気なら別によくない?
という心持ちに変わってきました。
こういう時の子供の心はどのようなのでしょうか?

<回答>

>11歳の不登校4年になる息子です。夕食後に犬の散歩に行こうと言ったので、近所を歩きました。
犬の散歩という楽しさがあります。お母様との触れ合いという楽しさがあります。
息子さんの方から犬の散歩に行こうと言ったという事実は、息子さんにとって犬との散歩が楽しいという意味です。当然外に出るので色々な登校刺激がありますが、その登校刺激よりも犬の散歩の方が楽しいことを、息子さんは期待している(情動の接近系に動かされている)と推測されます。

>行った後で、学校の前や、遊んでいた道や、公園や、色々刺激になるんじゃ?と気がついたのです。
その通りです。
ただ、息子さんが予想する登校刺激は、犬の散歩に比べて意味がないことを息子さんは知っているのだと思います。

>わたしも前は、近所を歩くと、悲しい気持ちになるので、嫌でした。最近は、もういいや、なんか、どうでもいい?というか、元気なら別によくない?
>という心持ちに変わってきました。
有り難うございます。其れはお子さんをとても楽にします。学校に行かなくてはならないという息子さんの辛い思いをなくせます。息子さんの心を元気にしますし、息子さんの心が元気になってきたから、息子さんが犬の散歩を求められるようになっています。

>こういう時の子供の心はどのようなのでしょうか?
きっと息子さんは犬を好きだと、犬と遊ぶのが好きだと思います。こういうときとは、犬を連れて御母様と散歩をする時でしょうか?もしそうだとすると、散歩をする際にお子さんが登校刺激を受ける場所ではお子さんの辛さが強くなり、其れがない場所では、お子さんは楽しくなります。
全体として、それらの辛さや楽しさが相殺し合って、お子さんの辛さを散歩の楽しさが打ち消してくれるなら、お子さんを楽しくして、心のエネルギーを高めます。お子さんの方からもう一度散歩に行こうと言うと思います。
全体として辛いなら、お子さんの方から散歩に行こうと言わないし、誘っても嫌だという可能性があります。御母様の前ではよい子を演じて、辛くても散歩に行こうという場合もないとは言えませんが、登校刺激からお子さんを守ろうとしている御母様なら、子供はよい子を演じないと思います。