子供で成立する絶対的心理の一部

子供で絶対的に成立する真理です。絶対的とは、進化論と同じ意味の事実という意味です。
ここで心とは脳の機能と定義します。其れを認めない人が多いと思いますが、思いつきの心で心を考えると間違えます。心を客観的に見るなら、脳の機能を客観的に見ないと、客観性がなくなります。

1)子供は親から見て絶対的によい子です。よい子と思えないときとは、
a)子供が何かで苦しんでいるとき
b)子供が失敗をしたとき

2)子供の心と大人の心と大きく異なる。つまり大人の知識から子どもを見たとき、大人が間違えて理解してしまうことが多い
a)ほ乳類の心は習慣の心と情動の心ですが、人間だけは意識の心と習慣の心と情動の心から成り立っています。
b)子供の意識の心から言葉にすることはできても、意識の心から行動が出来ないか極めて下手です。つまり子供の行動は習慣の心と情動の心から(この二つを合わせて性格と表現します)反応をし、行動をしています。それに対して大人では習慣の心と意識の心から反応をして行動しています。子供では情動の心が大きな割合を占めますが、大人では情動の心は意識の心で調節されていて、意識の心がとても大きな役割を果たします。
c)子供では情動から子供の行動を考える必要があります。情動反応には何かを求めようとする接近系と何かから逃げようとする回避系しか存在しません。
情動の接近系には慣れがあります。それ故に情動の接近系は繰り返されるとその効果が弱まっていきます。但し例外があります。其れは子供が持つ本能です。本能には慣れがありません。情動の回避系には相乗効果があります。情動の回避系が繰り返されると、後からの回避系は元来持つ回避系の強さより強く作用をします。
情動の接近系と回避系には互いに相殺作用があります。情動の回避系が存在しているとき、情動の接近系を与えるとその回避系の効果が弱まります。