心の基本に戻って 5

意識行動、習慣行動以外の行動や反応は若干の例外を除いて、全てその動物の持って生まれた能力です。本能と表現できます。あまりにも当たり前ですから、私たちは意識することはありません。また、本能を具体的に証明することは出来ません。経験からの積み重ねでその存在を知ることが出来ます。子供が学校に行きたがるのも、子ども特有の本能のようです。

習慣行動の成立の仕方、情動の表現の仕方、全て本能からなされています。習慣行動はある行動を繰り返すことで、そのある行動が習慣行動として成立します。情動行動は基本的の本能からの行動ですが、その情動行動を変化させるのが、条件反射です。情動には接近系と回避系があるので、条件反射には接近系の条件反射と回避系の条件反射があります。

接近系の条件反射はパブロフの犬の実験が有名です。情動的に無反応の事柄が接近系の時劇により、その情動的に無反応の事柄が情動の接近系の事柄になってしまいます。情動的に無反応な事柄が、その時存在した接近系と同じ反応、作用をするようになります。

回避系の条件反射の存在は知られていますが、それを意識することは殆どありません。情動的に無反応な事柄が、回避系の事柄の存在で、その情動的に無反応な事柄が、その時存在していた回避系の事柄と同じ作用を、反応をするようになります。日常生活の中でこの回避系の条件反射を利用した生活の姿が沢山ありますが、現実にそれを意識することはありません。