子どもの心の考え方

子ども(小学生ぐらいから中学生)の心と大人の心の違い
(一部手直しが必要かもしれませんが)
*1)思考の心は大人でも子供でも、言葉になる。大人では行動になるが、子供では行動にならない。子供では知識の蓄積段階
*2)習慣の心は大人ではできあがっていている。子供でも一部できあがっていて、大人顔負けの行動が出来る一方で、大人に比べて経験不足(表現する骨格、筋力ができあがっていない)の要素がある。
*3)情動の心は大人と同じようにできあがっている。母親を写す形でできあがっている
*4)高校から大学生年齢にかけては、子どもの心から大人の心への移行期で、大人の心の要素も出てくるが、子どもの心の要素の方が大きいので、手始めとして、子どもの心から子供の行動を考える。

この結果
1)大人では普段習慣の心で習慣行動する。習慣の心で問題を生じそうなときには思考の心が機能をして思考行動をする。情動の心は特別の場合以外は機能をしていないと考えて良い。子供のような自発的な行動はない
2)子供は、受けた刺激に習慣の心(割合は少ない)と主として情動(説明は省略)の心で反応をする。子供の行動には、大人のような理由は無い(単に刺激に反応をしているだけ)。
3)子供の行動から、子供が行動をした原因を知ることが出来る
4)子供には本能が機能をする。本能は情動の接近系で有り、その本能から行動をしようとする。本能行動は刺激を受けなくても、自発的に生じることがある
5)情動の接近系の刺激は、子供の行動を助長させる。大人から見たら成長を感じる
6)回避系の刺激に対して子供は回避行動(逃げる、よい子を演じる、荒れる問題行動をする、心の病の症状を出す)をする。子供は嫌悪刺激から逃げられると、嫌悪刺激の子供への影響は無い。その他の回避行動は子どもの心をとても辛いものにしてしまう。
7)回避系の刺激から逃げられたときには、その経験から回避行動から逃げる知識になる(習慣の心)
8)回避系の刺激で心が辛くなったとき、その辛さは接近系の刺激で解消できる。接近系の刺激として一番大きいのは母親により解消できる。
9)基本的に母親の前ではよい子を演じない。母親が子どもに嫌悪刺激を与えるときには、子供はよい子(説明は省略)を演じて、母親がいないところで強い回避行動をする
10)言葉は子供の持っている知識で有り、その言葉に沿って行動をする事はできない。子供が大人顔負けの言葉を言っているときは、子供が良い子を演じていると考えられる。