ある記事について 3

>人間関係:いじめ、教員との不適切な関係、部活でのトラブル、家庭不和等である。いじめは端から見ると些細な状況でも、本人にとっては大きなトラウマであることが多い。教員の不適切な言葉掛けや乱暴な対応によるトラウマも少なくない。

>いじめ
多くの人は、いじめが不登校の原因の一つと考えています。ところがいじめは、いじめから逃げられたらいじめになりません。つまりいじめを受けても逃げられない子供が、繰り返されるいじめで辛くなっています。子供がいじめを受けて逃げられないと言うことは、いじめから逃げる心のエネルギーを持ち合わせていない、その時点で既に学校内での辛さが既に存在しているのですが、当人も教師も気づいていないと言うことです、。学校関係者はこの事実を認識する必要があります。

>教員との不適切な関係
この短いことで著者が何を意味しているのか分かりません。多分教師からの体罰、教師からの威圧的な言動、教師から生徒の人格を否定するような対応などでしょう。確かに其れが、子供が不登校になる大本、子供の心のエネルギーを奪ってしまう物のようです。

>部活でのトラブル
これはいじめと同じ考え方が出来ます。学校内で、部活でのトラブルに巻き込まれて逃げ出せない何かにあったから、子供がトラブルに巻き込まれても、そのトラブルから逃げられなかったと言うことだと思います。

>家庭不和
不登校は学校に対する反応です。家庭ではありません。ですから、家庭内のトラブルが直接不登校の原因ではありません。しかし学校で辛くなった心を家庭内で癒やせなかったために、その辛い心を持って学校に行ったとき、いじめやトラブルから逃げ出せなかったという関係性はあります。

>いじめは端から見ると些細な状況でも、本人にとっては大きなトラウマであることが多い。
学校内での辛い経験を受け続けたときには、いじめばかりでなく、学校そのものが子供の心の辛さになることが、脳科学から導き出されます。いじめを含めて学校内で子供が辛くなる経験が単発の場合、家庭内で母親から癒やされたら、不登校になりません。

>教員の不適切な言葉掛けや乱暴な対応によるトラウマも少なくない。
不登校のスタートは殆どこれだと思います。教師の対応で心が辛くなった子供が他の学校内での色々な問題で、ますます心を辛くして、学校を拒否するようになっています。ただ、これを証明する方法は大変に難しいです。不登校の子どもの問題は、不登校の子ども自身に求められてしまうことが多いです。