コメントの質問にお答え(常識とかなり異なります)

私からのMSG「旅行に行かれることをお勧めします。息子さんはついて行くでしょう。」について、「え?本当ですか?」とのRESがありました。これについて詳しく子供の心を子供の心に沿って説明します。

不登校の子どもから登校刺激を取り除き、子供がする享楽的な遊びを許可して刺せ続けますと、子供の荒れたり問題行動をする姿が無くなります(不登校の回復過程2)。表情も穏やかになり、母親との会話も増えて来ます。子供が不登校になってからこの状態(不登校回復過程2)になるまで間、つまり子供から登校刺激を取り除こうとする間は、子供は旅行に出かけませんし、子供を旅行に出かけさせる対応をしてもいけません。それは子供が外に出られないという姿を否定することになるからです。それに家の周囲の外には登校刺激が沢山あるからです。そして母親は可能な限り子供の近く(傍で無くても良い)にいて、いつでも子供を登校刺激から守る対応をする必要がありますし、登校刺激で辛くなった子供の心を母親の共感とスキンシップで癒やす必要があります。

>私は、赤沼先生の教えでは、旅行には誘わず声もかけない方が良い(登校刺激になってしまう?)と思っていたのですが、旅行に一緒に行くことはお勧めですか?
上記の様に未だ登校刺激で苦しんでいる子供を外に出そうとする対応、旅行に連れ出そうという対応は、登校刺激を与えることになり、家の中で過ごしたいという子供の姿を否定することになりますから、絶対にしてはいけないことです。
ところが子供が母親によって登校刺激から守られて、家の中で、自分の部屋の中で、楽しいことに没頭している段階になると、母親は子供が必要と感じたときに子供の傍に居れば良いし、子供も母親の都合を配慮できるようになっています(不登校回復過程2)。

この段階の母親の対応は、子どもを見ない、子供に言わない、母親の笑顔がとても効果的です。つまり母親は子供から離れて良い、母親の笑顔のために母親は自分の趣味の活動を始めて良いし、それが無い母親ではパートなどの仕事に出られても大丈夫です。母親が自分の楽しみのために旅行に出かけられて家を空けることも、子供は理解できて耐えられるようになります。この段階でも家の周囲には登校刺激がありますから、子供を旅行に連れ出すのは、家の外に出すのは、登校刺激を与えてしまう可能性がありますし、家の中に痛いという子供の姿を否定することになります。

子供が自分の必要から買い物などで時に外に出るようになったとき、子供は家の外の登校刺激に対して反応が弱くなったと考えられます。無くなったのでは無いですが、自分の~をしたいという欲求=心のエネルギーが大きくなっていて、登校刺激を打ち消すぐらいになっています(不登校回復過程3)。この段階でも子供が家の中にいたいという姿を否定してはいけないので、母親が旅行に行くときに子供を連れて行こうとしてはいけません。けれど子供がついて行きたいという子供発の欲求を出した時には連れて行っても大丈夫です。

例えば御母様が旅行に行く準備姿を子供に見せるとか、家を空けるためにいつからいつまで家に居ないという予定を子供に伝えることで、子供がそれに刺激されて、自分も一緒に行きたいと言う場合は、旅行に連れて行っても大丈夫ですし、かえって子供の良い経験になります。子供の心のエネルギーを大きくします。

御母様の場合、お子さんに自分発の意思が出始めているように感じられたので、あのような提案をいたしました。決して誘うのでは無くて、「何日から何日まで家に居ないから、しておいて欲しいことがあったら言ってね」とか、御母様が旅行の人火をしているのをお子さんが見てしまった場合などです。

なお、はっきりとお子さんが自分の意思を示してこうどうをするようになっているばあいには、御母様がお子さんを旅行に誘うことが出来ます。その場合でも、御母様の方から旅行についておいてと言う形で誘うのでは無くて、「御母様が一人で旅行が淋しいから、御母様のためについてきて欲しい」と言うように、その旅行にお子さんがついて行くことが御母様のためになると理解できるような対応が良いです。

>旅行に誘っても大丈夫ということで安心しました
御母様が旅行に出かけるのは大丈夫です。ですけれど子供を旅行に誘っては逆効果になります。子供の方から一緒に行きたいと言いだして、連れて行くのなら、それは子どもの心にとってとても良いです。子供発かどうかと言う問題を配慮して考えてみて下さい。

>Q1. 来月、息子の小学校で宿泊行事があります。今週から学校を休ませましたので、来月のキャンプも息子の意志は敢えて確認せずに親の判断で参加はキャンセルしましたが、息子に一応声をかけて誘ってみた方が良いのでしょうか?
それでは行きなさいと言う母親からのMSGになります。お子さんに登校刺激を与え、家に居たいというお子さんの姿を否定することになります。お子さんが自分でキャンプの存在を知り、御母様が止めてもそれに参加するのなら、参加するのは大丈夫です。しかし御母様が参加のための手伝いをしたら、その手伝いがお子さんにキャンプに行きなさいと言うMSGになります。この点が常識と大きく異なります。

>Q2. 友達と遊ぶことも、子どもが自主的に言い出さない限りは母親から声をかけたりしていませんが、声をかけてみた方がよいでしょうか?
これも上記と同じです。声をかけることはとても強い登校刺激になります。

>息子は女の子からのいじめがあったものの、男の子の友達数人とはとても仲が良く、行き渋りがあった日も登校した日は放課後には公園遊びに飛び出して出掛けていました。担任の先生からも男の子同志とても仲良くやっていると聞いています。
子供の方で勝手に出かけてしまう場合、御母様が止めても出かけてしまうのなら大丈夫です。

>学校の友達と会うことも登校刺激になると思って遮断しようと思っておりましたが、キャンプや友達との遊びに声をかけることはどうでしょうか?
登校刺激になります。

>元々、友達と遊ぶことは大好きなので友達と遊んだ方が心のエネルギーが大きくなるのでは?とも思えました。親が敢えて友達を遮断する程ではないのでしょうか?
子供がほんとうに友達と遊びたいなら、御母様が遊ぶのを止めても、子供は遊びに出かけてしまいます。遊びます。

>家族旅行とは違って、「学校に関連している」ということでできるだけ避けた方がよいのでしょうか?
家族旅行でも、お子さんを誘わない方が良いです。少しでも学校に関連しているなら、御母様は息子さんを出かけないように、遊ばないように、止めて下さい。又、お子さんのその反応の仕方がお子さんの心のエネルギーの大きさを判断できる目安になります。