母親が居ないと

小学4年生の息子の不登校不登校です。今年の初めから学校に行かなくなり、学校に行かそうとすると荒れてしまいます。色々な相談機関でそうだんしましたが、その相談に基づいて息子に対応をすると何日か学校に行くこともありましたが、その後かえって荒れてしまいます。そこで藁をも掴むつもりでその相談機関の対応をしてみました。それは子供を学校に行かさない対応でした。
その相談機関の指導とは『学校へ行かなくてもいいよ』っと言ってみる対応でした。それをしてから1ヶ月がたちます。子供の荒れは無くなりましたが、未だ元気がありません。そこで又相談をすると、学校の用具を隠すことでした。そこで、学校の用具を目のつかない所へと隠しました。その日から自宅学習の声かけも辞め、一日中家でゴロゴロと好きな事をして過ごしています。リビングでテレビを見たり。布団でYouTubeを見たりゲームの課金したい言ってきた時は課金できる様にもしたりしました。友達が来たときに一緒に遊びに行くこともあります。
子供が落ち着いてきたので、ここ2週間位、母親である私が週二回出勤で仕事へ出掛けていますが、その際には夜勤明けの主人が自宅にいますので一人ではありません。母親の都合で母親が家を空けるとき、病気で母親が病院に行くとき、母親が数時間家を空ける事を息子はすごく嫌がります。泣いて嫌がるので、仕事も週4在宅でできる様に、どうしても留守番は無理だという時は会社へ連れて行ける様に会社は相談しました。

<解説>

>その相談機関の指導とは『学校へ行かなくてもいいよ』っと言ってみる対応でした。それをしてから1ヶ月がたちます。子供の荒れは無くなりましたが、未だ元気がありません。
子供の心の立場から不登校を説明すると、子供の心に、潜在意識に、学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=FCRがあります。このトラウマは学校や学校に関連して、子供に学校を連想させる物に反応をして、子供を辛くして、学校に拒否反応をします。その拒否反応の姿の一つが子供の荒れになります。この学校を子供から取り除くことで、子供の姿が落ち着いてきます。荒れなくなります。それでも未だ子供に学校を連想させる物があるので、子供の心が辛くなって、子供は荒れませんが、元気が出ません。

>相談をすると、学校の用具を隠すことでした。そこで、学校の用具を目のつかない所へと隠しました。その日から自宅学習の声かけも辞め、
学校を連想させる物を可能な限り子供の周囲から取り除く対応です。これで子供はより元気になれますが、未だ登校刺激があるのです。それはきっと子供の知識の中にあります。学校に行かなくてはならないという子供が持っている知識です。
その意味でこの子供はとても頭が良い子供です。見かけ上は母親依存のように見えますが。母親依存で無いのに、母親依存のように見えるには、子供にそれなりの理由があります。それは子供がしっかりと持っている学校に行かなくてはならないと言う知識です。

>一日中家でゴロゴロと好きな事をして過ごしています。リビングでテレビを見たり。布団でYouTubeを見たりゲームの課金したい言ってきた時は課金できる様にもしたりしました。
この状態が続くと、知識の中の学校に行かなくてはならないは、だんだん弱まっていきます。

>友達が来たときに一緒に遊びに行くこともあります。
これには二つ可能性があります。
一つは子供の心が元気になって、友達と遊んでも辛くならない、友達が持つ登校刺激より友達と遊ぶ楽しさの方が大きいという場合
二つは子供が持つ知識から、友達と遊ばなくてはならないと言う物で、子供が無理をして友達と遊ぶ場合です。この場合にはもろに登校刺激を受けますから、多くの場合友達と遊んだ後でより元気がなくなったり、荒れたりします。

このMSGには遊んだ後のことは書いてありませんが、まず間違いなく二つ目だと思います。母親は子供が友達と遊ばないように、友達が来たことを子供に伝えない方が良いです。母親なりに理由をつけて、友達にかえって貰うのが良いでしょう。

>子供が落ち着いてきたので、ここ2週間位、母親である私が週二回出勤で仕事へ出掛けていますが、その際には夜勤明けの主人が自宅にいますので一人ではありません。
不登校の子どもが家に一人でいる場合、子供が楽しさに没頭しているときには一人で家に居続けることが出来ます。楽しさに没頭できていない場合、子供の知識の中に登校刺激がある場合、その登校刺激を母親により癒やされませんから、トラウマの反応で子供の心は不安定になります。

多くの父親は子供の心に沿った対応が出来ません。母親のように存在自体が不登校の子どもの心の癒やしになりません。それらのことから、子供が父親と一緒に家に居ても、子供の心は楽になりません。一般に不登校の子どもは父親から、学校に行きなさいというMSGを感じ取ります。その結果父親が居ても不登校の子供は辛いままです。但し子供の心に沿った対応が出来る父親なら、子供と父親と二人だけでも大丈夫です。

>母親の都合で母親が家を空けるとき、病気で母親が病院に行くとき、母親が数時間家を空ける事を息子はすごく嫌がります。泣いて嫌がるので、仕事も週4在宅でできる様に、
子供の知識にある登校刺激を、子供は母親により癒やされています。その母親が居ない時間は、子供の知識にある登校刺激でトラウマが反応をして辛くなりますから、母親が家を空けることをとても嫌がります。それを避けるために母親の在宅での仕事は意味があります。

>どうしても留守番は無理だという時は会社へ連れて行ける様に会社は相談しました。
その結果はMSGの中に書かれていませんが、きっと子供は母親の会社に出かけるのを嫌がったと思います。家の外に出ること自体を嫌がったはずです。