暇だ、暇だ

小学4年生の息子の不登校不登校です。今年の初めから学校に行かなくなり、学校に行かそうとすると荒れてしまいます。最近、息子を学校に行かさない対応を始めたところ、息子は急激に落ち着いてきて、自分の部屋でゲームなどをして過ごしています。
最近の息子の問題点は、母親が家を空けることをとても嫌がることです。母親が会社に出社しようとすると、息子は泣いて行かないでくれと言います。母親が在宅で仕事をすると、息子は落ち着いてゲームをして過ごしています。母親が何故会社に行ってはいけないのかと、話を聞いてみると、寂しいもあるけれど、暇な気持ちもあるとのとこでした。暇だから寂しくなる様な感じの話をしていました。また、母親が近所の知り合いと話したり、主人と話していたりすると、息子が「僕には話しかけてくれない」と癇癪を起こしたりします。私が家に居ても、暇だ暇だと唸りながら、仕方なくYouTubeを見たりテレビを見る様になりました。ゲームセンターや楽しそうな公園等は誘うと行きますが、子供が欲しい物を買いに行く買い物では無くて、母親の日常生活の買い物に出かけるのを嫌がりますし、一緒に言おうと言っても断られます。
質問です。この暇だ暇だは、どの様に対処すれば良いでしょうか?
母が不在になると寂しくなると言うことに関しては出来るだけ対応してみようと思いますが、この対応で大丈夫でしょうか?


<解説>

>息子は急激に落ち着いてきて
今まで登校刺激で辛い思いを息子はしていました。それが母親からの登校刺激が無くなって未だそれほど時間がたっていません。母親の息子を学校に行かさない対応で息子は楽になっていますが、息子は未だ母親の息子を学校に行かさない対応が母親の本心かどうか納得できていなくて、疑っています。

>最近の息子の問題点は、母親が家を空けることをとても嫌がることです。
きっと今まで母親は、学校に出かけて学校、又は不登校の相談機関と相談して、息子を学校に行かせる対応をして来ていたのだと思います。
又は、息子の知識の中に学校に行かなくてはならないと言う思いが強くて、ただ母親が近くに居て、息子を学校に行かさない対応をしているので、母親が近くに居ると息子は学校に行かなくて良いと言う思いの方が強くなり、安心できているという可能性もあります。

>母親が会社に出社しようとすると、息子は泣いて行かないでくれと言います。母親が在宅で仕事をすると、息子は落ち着いてゲームをして過ごしています。
母親が息子の近くに居ると、息子は学校から守られていると感じています。それ故に落ち着いていられますが、母親が居ないと、息子が守られているという思いが無くなります。息子の知識にある学校に行かなくてはならないと言う知識が機能をして、自分で登校刺激を作って、その登校刺激から学校に反応をして息子を辛くするトラウマの反応を避けるために、母親から離れられません。

この息子の心の動きを息子は知りません。意識もしていません。息子が意識して言葉に出来ることは母親が居なくなると息子が辛くなるので、母親が出かけないで欲しいと言う事実だけです。ですから何故息子は母親が出かけるのを嫌がるのか、息子に質問をしても分かりません。その時息子が知っている知識を言葉にするだけです。それは息子の本心をいくらかは表現しているかも知れませんが、本心そのものではありません。

>母親が何故会社に行ってはいけないのかと、話を聞いてみると、寂しいもあるけれど、暇な気持ちもあるとのとこでした。暇だから寂しくなる様な感じの話をしていました。
この淋しいという言葉は、息子の心では辛いと言う意味です。暇な気持ちとはその辛さをどうすれば良いか分からないという意味です。一人になると辛くなる理由が分からないという意味に理解されます。その意味で不登校の子どもが元気になってきて、暇だ、暇だという言葉を繰り返すことと異なっています。

>また、母親が近所の知り合いと話したり、主人と話していたりすると、息子が「僕には話しかけてくれない」と癇癪を起こしたりします。
母親が出かけることと同じ意味のようです。息子を学校に行かす対応を相談していると感じて居舞うのだと思います。

>私が家に居ても、暇だ暇だと唸りながら、仕方なくYouTubeを見たりテレビを見る様になりました。
自分の知識にある学校に行かなくてはならないと言う登校刺激を思い出しています。それから生じる辛さをどうして良いか分からないという意味でしょう。それでもその対応法としてyoutubeを見たり、テレビを見たりして、自分の知識の中にある登校刺激を機能させないような方法を見つけました。

>ゲームセンターや楽しそうな公園等は誘うと行きますが、子供が欲しい物を買いに行く買い物では無くて、母親の日常生活の買い物に出かけるのを嫌がりますし、一緒に言おうと言っても断られます。
ゲームセンターや楽しそうな公園等には、無理をしたら行かれるという意味です。無理をしていくのですから、行かせる意味がありません。常識では子供を外に出すために誘うというのが良いとなっていますが、かえって息子さんはそれにより辛い思いをしている可能性が高いので、息子さんを早く元気にしたいなら、誘わない方が良いです。
それでも息子が欲しいと思う物は母親と一緒に買いに行かれるのかも知れません。もし沿うなら、息子が欲しいと思う物を息子に見つけさせるのが良いです。息子が欲しい物を得るために、買い物に母親と一緒に行く可能性が高くなります。息子を早く元気にします。

>質問です。この暇だ暇だは、どの様に対処すれば良いでしょうか?
共感とスキンシップです。其れ以外のことを言ったり、したりしない方が良いです。共感とスキンシップのことがこのMSGの中で見られません。不登校などで心が辛い子供への最初の対応は、この共感とスキンシップです。子供をどうすれば良いかと言うことを考える前に、共感とスキンシップが子供の辛さを取り除き、子供の心を安定させます。

>母が不在になると寂しくなると言うことに関しては出来るだけ対応してみようと思いますが、この対応で大丈夫でしょうか?
当面は御願いします。母親が息子の近くに居る間に、息子がyoutubeを見たりテレビを見たり、もっともっとゲームを楽しめると、それらに没頭できるようになると、母親が傍に居なくても良くなります。母親が仕事に出かけられます。