不登校のどもの姿の段階

心のエネルギーからと、登校刺激の強さから見た不登校の子どもの姿から、不登校である子供の段階を述べてみます。ただし、小学入学前まで、母親は子供に特段の異常を感じていない場合です。保育園、幼稚園で既に母親が子供に異常を感じる場合には、子供の性格の問題です。性格を変えることは大変に難しいですし、変えようとすると換えってその性格を難しくしてしまいます。その対応は不登校の子供と共通することが多いです。

この第一段階と第二段階は、不登校解決段階の前段階になります。不登校である段三段階は不登校回解決段階1,2,3の段階です。不登校の子供の姿と言う観点で母親が子供を見る限り、区別する意味が無いからです。

不登校である第一段階>

子供が学校に行き渋りだした時、所謂五月雨登校の時です。子供が学校に行っても、学校内で問題行動をしてしまいます。この時点で母親は未だ不登校と気づけないし、理解できません。しかしこの時ですら、子供の心は死ぬほど辛いことを母親は理解する必要があります。
必ずとは言えませんが、子供が朝なかなか起きてこない、起こしても起きようとしないときには、軽いけれど子供の心に学校に反応するトラウマがある可能性があります。又、子供が頻繁にイライラしている、何か些細なことで直ぐに怒り出すなども、軽いけれど現代の子供では、心に学校に反応をするトラウマがある可能性が高いです。学校に行っているけれど、子供の心は既に不登校だと判断されます。しかし母親には未だ子供が不登校と理解されない段階です。この段階での母親は、子供の心が不登校だと気づくことは難しいです。

不登校である第二段階>
子供が学校に行こうとしなくなり、イライラとばかりしていて、家族を避けるようになっています。その子どもを学校に行かせようとすると、子供が家庭内で荒れたり、母親に向かって暴言を吐いたりします。昼夜逆転、パジャマを着替えない、歯を洗わない、家族と一緒に食事をしない、家庭内で子供の生活が乱れていると母親が感じられる段階です。

母親は子供の不登校を解決しようと、色々な方法で子供と関わろうとしますが、それに対して子供は拒否反応を起こして、荒れてしまうか心の病の症状を出してしまいます。

母親は子供の周囲から、登校刺激になる物を全て取り除き、子供の訴えを傾聴して、共感とスキンシップを先周りして頻回にする必要があります。学校について「学校に行くな」とはっきりと言い切る必要があります。子供からの要求を、母親は即座に、100%だけ、即座に叶える必要があります。言葉では「大好きだよ」、「今のままで良いよ」、「お母さんの子供で有り難う」、と先周りして頻回に言う必要があります。

不登校である第三段階>

母親が登校刺激を止めて、子供に家の中で子供の好きなことをさせて居る期間です。子供は好きなこと、楽しいことをしているときは落ち着いています。母親ももう子供は学校に行かないと思える様になってきた段階です。子供はほぼ丸一日家の中に引きこもって、ゲームやネットなど、親から見て享楽的な遊びで時間を過ごしています。母親とも子供と楽しい会話が出来るようになっている段階です。母親は子どもを見ない、子供に言わない、母親の笑顔だけの対応になります。

不登校である第四段階>

子供は学校に行っていないけれど、その子供なりに落ち着いた生活をしています。自分に必要なことを自分でするようになり、自分のための買い物などにも自分で出かけるようになる段階です。この段階でも未だ学校や勉強に拒否反応を示すことが多いです。

不登校である第五段階>

子供は学校に行っていないけれど、普通の子供と全く同じように生活が出来ます。家での生活がつまらなくなって、勉強や社会に向かって動くようになる段階です。

不登校である子供の姿のまとめ
不登校である第一段階 学校への行き渋り。学校内での問題行動
不登校である第二段階 荒れる、問題行動をする.心の病の症状を出す。
不登校である第三段階 いつも母親との素直な会話が出来る
不登校である第四段階 必要な買い物に家の外に出かけられる
不登校である第五段階 学校に行かないけれど普通の子供として、社会に向かって動き出す。