不登校の子供の姿と解決段階

昨日「御母様のための不登校チャンネル」
https://www.youtube.com/channel/UCRnIg15X2_tweGhsZ13CzkQ
の撮影を完了しました。
そのための原稿を書いている際に気づいたことですが、母親が自分の不登校の子供の理解の仕方として、今自分の子供は不登校の子供としての姿はどうなっているのかという見方と、今自分の子供の不登校は果たして解決に向かっているのかどうかの見方が気になると思います。

子供の心の立場から言うなら、不登校は学校に反応をして子供を辛くするトラウマの反応から生じています。このトラウマの反応の程度が子供の不登校の姿を決定します。それは不登校の子供から、登校刺激から母親がどれだけ子供を守られるかの目安になります。母親として子供の不登校の将来を知りたいはずです。その際におおきな影響を与えるのは、子供と母親との間の信頼関係です。その結果生じる子供発の意思です。この違いから、不登校の子供の姿の段階と、不登校の解決段階と、異なってきます。

不登校の子供の姿3>は母親が登校刺激を止めて、家の中で子供の好きなことをさせて居る段階です。子供は好きなこと、楽しいことをしているときは落ち着いています。母親も、もう子供は学校に行かないと思える様になってきた段階です。子供はほぼ丸一日家の中に引きこもって、ゲームやネットなど、大人から見て享楽的な遊びで時間を過ごしています。母親も子供と楽しい会話が出来るようになっている段階です。この段階になると不登校の解決の方向に向かえます。

不登校解決の第一段階>

不登校解決の第一段階とは、母親が学校を意識させる登校刺激から、子供を守り始めた段階です。未だ、発作的に行動が荒れる時、辛い心の症状を出すときがあります。それはその時、登校刺激が加わって、子供がトラウマの反応症状を出している時です。

母親に守られて、子供に加わる登校刺激がとても少なくなったときの子供の姿です。それでも当人も、母親も、未だ、気づかない登校刺激があります。その登校刺激が子供に加わった子供の姿です。其れ以外の多くの時間で、子供は登校刺激から守られている時間が長く続いています。不登校である子供の姿の第三段階の入り口の子供の姿です。それを不登校の解決の段階では、三つに分けることが出来ます。

不登校解決の第二段階>

不登校解決の第二段階とは、家の中で子供なりに楽しいことに没頭できるようになったときです。母親が子供に登校刺激を与えない方法を体得して、その母親に守られて、子供が子供自身の楽しみに没頭できています。しかし未だ、自分の知識から登校刺激を作ることがあります。子供の周囲から、ゲームやネットから登校刺激を受けて辛くなっても、母親がその辛さを直ぐに解決出来るようになっています。

この段階では、子供と母親との信頼関係はほぼ出来ていますが、未だ完全ではありません。その信頼関係を完全にするために、母親は子どもを見ない、子供に言わない、母親の笑顔を実践し続けた方が良いです。不登校である子供の姿の段三段階の中程の子供の姿です。

不登校解決の第三段階>

登校解決の段三段階とは、母親との会話が素直に出来るようになったときです。母親と子供との間にしっかりとした信頼関係出来ているときです。母親が求めなくても子供が自分から身の回りや家事をするようになったときです。この段階になると子供は自分のことや自分の過去の経験などを話し始めますが、母親はこの子供の言葉を聞き続けるだけでよいです。それでも子供の言葉を参考にして対応を考えてはいけません。共感とスキンシップだけで良いです。不登校である子供の姿の三段階です。