地震避難の不登校引きこもりの子ども

不登校引きこもりと一色単にMSGに書かれていますが、不登校引きこもりにも色々な段階があります。以下は子供の心を考えたことからの推論です。私自身が対応を経験していません。

不登校段階1では、心は不登校ですが、外見は行きしぶりのことが多いです。学校内の特定の物にトラウマが反応をしますから、家の外にはトラウマが反応する物がない場合が多いです。ですから、学校に行かれますし、家の外に出られます。引きこもりになっていないので、地震のあとで避難することは他の子どもと変わらないずです。

不登校段階3なら、家の外に登校刺激がありますから、引きこもっていますが、母親との信頼関係ができてきていますから、母親と一緒の行動ができます。地震の後の避難先に強い登校刺激が無いなら、母親と一緒に避難が可能だと推測されます。

不登校段階4や5なら、自分の意思を出せるようになっていますから、自分の身を守る意思を出してくれると推測されます。避難先に強い登校刺激が無い限り、子供の方から母親に提案をして、避難してくれると思われます。

不登校段階2なら、登校刺激に強く反応をするトラウマを持っていますから、普通に考えるなら、家の外に出られないように思われます。地震の被害が大きくなくて、必ずしも避難の必要が無いなら、子どもは避難しようとしないと思われます。このような場合がコメントの例ではないかと思います。それでも今回のようにライフラインが遮断されていると、家の中での生活を続けることができません。その意味で避難が必要になります。それでも少しでも家に止まれるなら、不便でも食事や水が得られるなら、親が避難を勧めても、不登校段階2の不登校の子供は家に止まる可能性が高いと思われます。

しかし避難の必要があるぐらいの被害が大きいとき、家に止まることが危険だと子どもが感じるときです。家の外の姿は何時も見る家の外の景色と異なっています。家の外で今までは登校刺激だった物が既に壊れていて、登校刺激でなくなっている可能性があります。その場合には家から出て避難をしてくれると思われます。

その避難先が学校関連の物だと、子どもは避難を嫌がってしまう可能性があります。その場合には、学校関連以外の場所に避難させるのなら、子どもは避難場所に止まってくれると推測されます。避難先に登校刺激になるような人がいる場合も、子どもはやはりそこに長期に避難することを嫌がると思います。長期は無理でも、一時的に母親の後ろや何かに隠れて止まってくれると思います。その場合には、少しでも家に住めるなら、家に帰りたがると思いますし、登校刺激の無い場所に移れるなら、移ってくれると思います。

津波について、子どもは津波の現実を知りません。子どもですから、言葉で知っていても、その知識から行動はできません。ですから津波が来るといけないから避難するという説得は効果が無いと思います。現実に津波を見るまでは家から出ないと推測されます。その意味で津波という言葉から、不登校段階2の子どもを守るのは難しさがあります。不登校段階1と3,4,5は、母親と行動ができますから、津波という言葉から母親と一緒に避難が可能だと推測されます。

ただ、津波に関して、その程度は、危険度は、津波が押し寄せてこないと、普通の大人でも実感がわきません。その結果津波から逃げ遅れると言うことは、普通の大人でも起こります。上記の様に不登校段階2以外の不登校の子供を津波から守ることを、その気持ちになった母親ならできます。

>災害時で命の危機に直面していても
命の危機という概念を子供は基本的に持っていません。怖い(=恐怖)という情動(=感情)があり、それから子どもは逃げようとする行動をしますが、どこに逃げるのか、その時の子どもが親の指示に従うかどうかは、親と子どもとの信頼関係も関与してきます。不登校段階1,3,4,5は母親との信頼関係がありますから、上記の様に母親が子どもを安全な場所に避難させることができます。災害時の避難という意味でも、母親、又は代理母と、子供との間の信頼関係がとても重要な意味を持ちます。

>遠くに避難できれば良いですが、能登のように道路が割れたり寸断して車での移動ができなくなった場合、どうしても近くの学校などの避難所に行くしかありません。果たしてそうなった時、息子は近隣住民、学校の生徒達がわんさと集まる避難所に行けるだろうか…と
上記の様に、不登校段階1,3,4,5は母親が存在すれば、可能だと推測されます。地震の後の避難で難しい問題を生じるのは、不登校引きこもりの子どものうちで、不登校段階2の不登校の子供です。