熊本県内の小中学校で不登校となっている児童生徒の人数が過去最多となりました。県によりますと昨年度の小中学校の不登校者の数は前年度より1200人ほど多い5353人で、過去最多となりました。
不登校の理由で最も多いのが「無気力・不安」で、他にも「生活リズムの乱れ」や「いじめを除く友人関係」が多いということです。
また、県内の小・中・高校、特別支援学校でのいじめの件数も発表され、昨年度は前年度より約720件多い、6033件でした。
いじめの要因として最も多かったのは「冷やかし・からかい・悪口を言われる」でした。
教育委員会「いじめ・不登校・問題行動、中途退学の課題がございますので、しっかり分析をして、未然防止・再発防止に取り組んでいきたい」

<解説>

まず最初に考えなくてはならないことは、 「大人の心と子供の心と異なる」 ことです。大人の心で考えることは、子供の心に当てはまらない場合が多いと言うより、まず間違っているのです。しかし、大人は大人の心で考えたことで、子どもの不登校の子どもの心を考えているから、いつまでたっても不登校の子供の数が減らないし、解決出来ないと推測されます。

熊本県内の小中学校で不登校となっている児童生徒の人数が過去最多となりました。県によりますと昨年度の小中学校の不登校者の数は前年度より1200人ほど多い5353人で、過去最多となりました。
これは大人の観察から、連続して30日以上連続して学校に来なかった子どもの数です。多分特別教室に来ていたり、フリースクールに行っている子ども達の数は入っていないのかも知れません。

ここで不登校を子供の心で考えるなら、子どもは学校に行きたがる本能を持っています。その本能が機能をしないことを不登校と呼ぶべきでしょう。つまり子供の本能は学校に行こうとするが、その子供の本能異常に学校が辛くて、学校に行かれないという意味です。この子供の心から言うなら、不登校とは病気以外で一日でも学校を休めば不登校ですし、特別教室に行っていても不登校です。フリースクールに行っていても不登校です。
この不登校という概念で子どもを見るなら、学校内に子どもにとってとてもおおきな辛いことがある、子供の本能の学校に行こうとすること異常に辛いことがあることに気づかないと、子どもの不登校問題は解決出来ません。

不登校の理由で最も多いのが「無気力・不安」で、他にも「生活リズムの乱れ」や「いじめを除く友人関係」が多いということです。
大人の心ではこれで子供が学校に来られないと考えますが、子供の方では辛区手本来ならとても行かれない学校に、行かなければならいから、その辛さとして無気力、不安を生じ、行かれない学校に行かなくて良い様に無意識に行動をするから、生活のリズムが乱れます。登校しても不登校の子供は自分の心を維持するので精一杯です。その結果授業に集中できませんし、友達とつきあう心の余裕がありません。但し不登校をどことなく理解している友達なら、つきあえる場合もありますが、それでもその場限りのつきあいです。

>また、県内の小・中・高校、特別支援学校でのいじめの件数も発表され、昨年度は前年度より約720件多い、6033件でした。
このように学校や大人は子どもの問題をいじめから考え始めます。子どもはいじめをしようとする本能を持っていません。但しいじめをすることで楽しめるなら、楽しむという意味でいじめをします。つまり学校生活が楽しくない子どもが沢山居ます。その一部が不登校になり、その一部がいじめをして、そのいじめられた子どもも不登校になります。

>いじめの要因として最も多かったのは「冷やかし・からかい・悪口を言われる」でした。
大人の心、考え方、立場から言うなら、このように見えますが、いじめる子どもの心から言うなら、いじめられる子どもを冷やかし、からかい、悪口を言うことで、学校生活の辛さを解消しようとしています。少なくとも、この事実を大人が気づかない限り、学校内でのいじめはなくなりません。

>県教育委員会「いじめ・不登校・問題行動、中途退学の課題がございますので、
それらは大人の心の立場からの対応仕方、対応の仕方です。それは子どもの心とは異なっていますから、幾らこのように大人が考え行動しても、子供の心とは全く別の子をしていることになります。

>しっかり分析をして、
おとなのこころからのぶんせきでは、その分析結果は間違っています。しかし現実に、その間違った分析結果から対応が成されて、換えって子ども達が辛くなり、不登校やいじめが増えてくることに大人は気づいていないのです。

>未然防止・再発防止に取り組んでいきたい」
それは大人の心からの対応、希望です。しかし子供の心から言うならそれは当てはまらないばかりかかえって子ども達を苦しめてしまう場合が多いようです。逆行動の法則が当てはまってしまうことすら、多くの大人、所謂専門家達は知らないのです。その結果としての被害者は子ども達です。

ここで間違えていけないことは、この大人の心からの対応で成績を、能力を大きく伸ばす子供が居ます。その様な子どもにはスポットが当てられて、大人の心からの対応が間違っていないばかりか良かったと考えられてしまっています。そして 「一見」 正しかったのです。けれど一方で大人の心からの対応で苦しむ子ども達が居て、その数が増加傾向にあると言う事実です。