死にたいという子供からのサイン

11月24日NHK朝7時のニュースで子供の自殺が報道をされていました。以下のMSGはその時のMSGではありませんが、ネットに書かれていたMSGから今の大人達の考え方の間違い、何故子供の自殺者を減らせないのかと言う問題の一端を述べてみたいと思います。

>小中高生の自殺者数が過去最多の514人となり、原因は学校問題が最も多い。
子供の生活の場は家庭と学校です。家庭で順調に成長をしてきた子供が学校とかかわっている間に自殺をしています。つまり学校に子供の自殺の原因に相当する物があることは間違いないと思われます。

子ども達には自殺をするという本能はありません。それよりも子供は行きたい、成長をしたいという本能を持っています。それを子ども達は生まれ落ちたときから発揮し続けて学校に来て、その行きたいと言う本能、成長をしたいという本能を破壊されています。

学校にこの子供の本能を破壊する物があるとしたら、それは学校のあり方、学校の授業か、教師に問題があると考えても良いと思われます。しかし現実に自殺をした子ども達ですら、子供のこの本能を破壊されたという様子を子供の姿から知ることが出来ません。それは子ども達が大人達から見て「よい子を演じている」からです。子ども達は学校が辛くても、「よい子を演じて」あたかも学校が子ども達にとって楽しい場所のように、無理をして、振る舞ってしまうのです。見かけ上子ども達は学校が楽しいように振る舞いますが、子ども達の心の奥底はとても辛くて、学校に行きたくないし、学校から逃げ出したい子供が居るのです。

その様な子供が学校に行かなくてはならないとき、子供は学校に入る前に学校から逃げだそうとします。学校内に居ても、学校に居ることの辛さから、学業が身に付きません。そこで学校に行くのを拒否をして、子供は不登校になろうとします。ところが今の時代未だ不登校にならないように、なんとしても学校に子供を行かせようとします。

そこで子供は学校に入ろうとしないで、学校から逃げ出し、学校以外の他の場所に行こうとします。勿論家に帰るわけには行かないので、子供として行ったことのある場所、行き安い場所、知識として知っている場所に行こうします。その際に事故に巻き込まれてしまう場合が多いようです。事故に巻き込まれなければ子供は死ぬことはないのです。

今の大人の間違っていることは、自殺した子供は心が辛くても死にたいのではありません。それどころか心は辛くても生きたいのです。ですから子供が死にたいという子供からのサインを探しても見つからないのです。