不登校から大人になって引きこもらないために

>息子は11歳。不登校3年目です。息子をハグをしても振り払われます
子どもは母親とのスキンシップが大好きです。母親からのハグで辛い心が癒やされます。その子どもが母親からのハグを拒否するのは、それ以前に母親からとても辛い対応を受けたので、母親の心の優しさを信頼できないという意味です。見方を変えると、子どもの本心では母親の優しさを信頼したいのに、今は信頼できないと言う意味です。この状態の息子さんにスキンシップを止めたら、息子さんに母親の優しさを与えないという意味に、息子さんは理解します。ですから拒否をされてもお母さまだけはハグなどのスキンシップを試み続けられてください。
それを続けて、テストに合格してください。

>周りには、学生時代に不登校になり、そのまま大人の引きこもりになっている人がいます。
その人は学生時代に不登校になり、そのまま引きこもっていて、大人年齢になってしまったという意味でしょう。学生時代に不登校引きこもりになったのは、家の中に、家の周囲に登校刺激があったのです。その「登校刺激から母親が守って上げなかったから、不登校引きこもりの姿が続き」大人年齢になっています。

学生時代が終わると、家の中や家の周囲の登校刺激が無くなるので、引きこもりを止められそうに考えられますが、学生時代、不登校引きこもりを続けている間に、学校に行かない自分、勉強をしない自分を、生きている資格がないと考え始めて、自分の存在を否定し始めます。つまり家の外にあった学生時代には登校刺激であった物が、学生時代を終えると自己否定を始める原因になってしまいます。その結果家の外に出ると自己否定を起こして辛くなるので、学生時代を終えても引きこもりになってしまう場合があります。

学生時代に登校刺激であった物でも、その登校刺激で自己否定を起こさないで大人になれたら、不登校引きこもりから大人の引きこもりにならないのです。だからと言って大人になったら直ぐに普通の大人のように行動できるかというと、できない人が多いです。それは学生時代に心のエネルギーを蓄えられていない場合、家の外に自分を辛くする物がないから大人社会に出られるのですが、その大人社会の中で、自分から何かを求めて積極的な行動ができないのです。

>ここのブログでは「子供の心と大人の心の違い」「子どもは自分の力で回復する」と書かれています。そのことを前提としても、不登校引きこもりから回復する子どもと、そのまま引きこもりになる子どもの違いは何なのでしょうか?
不登校引きこもりから回復する子どもは、母親により登校刺激から守られて、心のエネルギーを高められて、登校刺激を弱めて、その弱まった登校刺激を打ち消すだけの大きな喜びを生じる目的を見つけられたら、不登校引きこもりの子どもは不登校引きこもりを止めます。

母親により登校刺激から守られて、心のエネルギーを高められて、自己否定を生じないで学校生活を終えた場合、今まで登校刺激であった物が登校刺激で生じる辛さを生じなくなっていますから、引きこもりを止めることができます。ただ、引きこもりを止めても直ぐに大人社会で活動ができるだけの心のエネルギーを持っていない場合があります。大人年齢になっても引きこもらないけれど、積極的に社会活動に参加できない場合があります。心のエネルギーはあるけれど、その心のエネルギーを社会活動に向かわせる方法を自分から見つけ出すことができないようです。所謂ニート、フリーターと呼ばれる人たちです。