小学校5年生から不登校の息子です。現在中学2年生。中学校は、入学式に一応参加できたのですが、その後1日も登校しておりません。4月からは高校生になるための準備をする必要があると考えています。現在家では自分の部屋でパソコンでオンラインゲームをして過ごしています。
パソコンやプログラミングに興味を持ち、オンラインマンツーマンのプログラミングレッスンを週1回約2時間受けています。これは本人好きなことのようで、自主的積極的に参加しています。
息子はそろそろ高校について考え始め、通信制を希望しているようです。今後進学や生活自立に向けて、どのようなサポートが有効とお考えでしょうか。
<解説>
>小学校5年生から不登校の息子です。
息子さんは、心に学校に反応をしてむすこさんを辛くするトラウマ=FCRを持っています。トラウマが反応をすると、子供はとても辛くなります。それ故に、息子さんは学校に行こうとしませんし、行かれません。
>現在中学2年生。中学校は、入学式に一応参加できたのですが、その後1日も登校しておりません。
この一行から、息子さんのトラウマは学校に強いく反応をしていると考えられます。入学式に行ったのは、きっと息子さんの希望ではなくて、ご両親の希望を叶えようと、よい子を演じたのだと思います。やっとの思いで入学式に参加したのであり、息子さんが求めていったのでは無いと推測されます。
その入学式に息子さんが行ったことを、お母さまは、一応参加できたと評価されています。この言葉から、息子さんが努力すれば学校に行かれる、何か助けて上げれば学校に行かれると、母親が思われていることが推測されます。母親が息子に学校に行って欲しいと言う思いがとても強いことが推測されます。つまり、母親が息子に、学校に行って欲しいと言うオーラを出し続けていると推測されます。
>4月からは高校生になるための準備をする必要があると考えています。
きっと母親が考えているのだと思います。息子は考えていません。考えるとトラウマが反応をして辛くなるので、息子は考えることができません。
>現在家では自分の部屋でパソコンでオンラインゲームをして過ごしています。
常識に反しますが、これは今の息子の心にとってとても良いことです。その理由の一つは、パソコンやオンラインゲームの楽しさで、学校の存在を忘れていられるからです。それはほんの少しずつですが、トラウマの反応の強さを弱めていってくれます。同時に、母親の学校に行って欲しいと言うオーラから逃げることもできます。現在の子どもの多くは、ゲームを楽しむ、パソコンでオンラインゲームを楽しむのが大好きな傾向があります。
>パソコンやプログラミングに興味を持ち、オンラインマンツーマンのプログラミングレッスンを週1回約2時間受けています。これは本人好きなことのようで、自主的積極的に参加しています
これは母親の判断ですね。母親の心と息子の心と異なります。息子の心から言うなら、パソコンやプログラミングをしないのではないと思います。息子はオンラインマンツーマンのプログラムレッスンを受けたくないはずです。その時間でもオンラインゲームをしていたいはずです。母親のオンラインゲームだけでなく、他の何かもして欲しいと言う思いを感じ取って、あたかもパソコンやプログラミングに興味を持っているように、振る舞っている、よい子を演じているのだと思います。
息子にとって、それならできるから、母親に妥協をして、母親の喜ぶ姿を演じています。そのよい子を演じている息子の姿から、母親は息子はパソコンやプログラミングに興味を持っている、本人がそれが好きだと判断して居ます。但し、オンラインマンツーマンのプログラムレッスンが息子の心をそれほど辛くしていないように推測されますから、息子がよい子を演じた結果が息子のこれからに悪影響を及ぼす、息子が問題行動をするようにはならないと思います。それよりも問題は、母親が学校に行って欲しいと言うオーラを出していることの方が遙かに問題です。