あるしつもん(3)

どんな子にも画一的な「学校へ行くな、勉強するな、家で楽しい事をしていなさい」「家の中から登校刺激を取り除き、母親は子供を見ない、言わない、聞かない、笑顔、共感、スキンシップ」そして、この対応をしないと、常識的な対応をすると、元気になったように見えてもそれは良い子を演じているからで、演じきれなくなった時、後々もっと辛い子供になる。大変な事になる。と、脅かすように釘を刺す。

<解説>

>どんな子にも画一的な
どんな子供ではありません。不登校で心が辛い子供と限定しています。不登校だけの場合、例外的に学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=FCRがない場合があります。しかし日本の子供に関して言うなら、殆ど全ての不登校の子供で、学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=FCRがあると推測されますから、学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=FCRを前提とした説明とアドバイスになります。その意味で子供によって若干の違いを生じますが、トラウマに対する対処場は、脳科学的に共通していますから、それを指して画一的と言われるのは、仕方が無いし、その方がトラウマの存在を信じられる不登校の子供への対応で悩んでいらっしゃる母親には、わかりやすいと思います。又経験的にそれで大丈夫です。あくまでも不登校で心が辛い子供の母親で、トラウマの存在を信じられる母親についての話です。

>「学校へ行くな、勉強するな、家で楽しい事をしていなさい」「家の中から登校刺激を取り除き、母親は子供を見ない、言わない、聞かない、笑顔、共感、スキンシップ」
不登校で心が辛い子供の心に、学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=FCRがあると信じられる母親へのアドバイスです。これは私の思いつきでなく、脳科学から導き出された対応法です。勿論科学を信頼できない人は、この話を無視してください。

>この対応をしないと、常識的な対応をする
それは母親の判断です。私は科学者ですから、科学的な根拠を示して、嘘は言えませんから、その科学的に推測できる結果、経験的な結果を提示しています。

>元気になったように見えてもそれは良い子を演じているからで、演じきれなくなった時、後々もっと辛い子供になる。大変な事になる。と、脅かすように釘を刺す。
不登校で心が辛くなった子供がよい子を演じている子供の心を理解されたら、このような発言はないと思います。

昨日「鳥栖両親殺害事件の記事」の質問を受けました。この犯人の男性は不登校ではなかったですが、きっと心が不登校で、それでいてよい子を演じ続けてこの年齢になり、よい子を演じ続けられなくなって、両親を殺害したのだと、推測されます。しかし関係者はこの男性がよい子を演じていたことに気づいていません。大人の論理をこの男性に当てはめて理解をしようとしていて、私から見たらとてもおかしな理解になっています。

それと似た事件が神戸の連続通り魔事件です。未だにこの男性の心の中にあったトラウマに気づいている人は殆ど居ない(この事件の真相を解明しようとして居る人がマスコミに乗ったことがありましたが、見当違いの理解をしていました)し、それを社会に向かって訴えても、トラウマを知っている人がないので、誰も聞く耳を持っていないのが現実です。

其れ以外にもよい子を演じた結果、トラウマが極限まで悪化して、色々な事件になった例がありました。又よい子を演じ続けて自己否定を起こして、心の病の症状を出し、医療から投薬を受けて、その薬を止められない人が多いという事実もあります。子供の原因不明の自殺の多くは、子供がよい子を演じきれなくなって、子供が居場所を求めて(普段は死ぬことをとても恐れているのですが、この自殺をしたときには士を恐れた形跡がありません)、反射的に死を選んだ可能性が高いと、私は判断して居ます。