不登校と医療 9

子どもが長期に続く信頼症状を出し、その症状の出し方に不自然な物があるとき、親が理解できない状態で子どもが荒れたり問題行動をしたり、精神症状を出すとき、子どもが回避できない嫌悪刺激が加わっていると理解する必要があります。

その嫌悪刺激とは、子どもでは登校刺激であり、年長の子どもでは登校刺激と自己否定です。これらを取り除かないと、本質的な解決がありません。それ故に常識的な対応と平行をして、登校刺激と自己否定を取り除く必要があります。親に自信があるなら、常識的な対応を止めると良いです。登校刺激と自己否定を取り除いて、子どもの変化を観察する必要があります。

登校刺激と自己否定を取り除くと、子どもの症状が改善するようなら、親は登校刺激か自己否定が原因だと理解できますから、本気で登校刺激と自己否定を取り除こうとします。只登校刺激を取り除いたつもりでも、自己否定を取り除いたつもりでも、親が気づかない登校刺激や自己否定が残っている場合があります。その場合には、症状の改善が見られません。