鬼畜夫婦 8

>当たり前のしつけだと思っていたのだろう。実際、2人は子供を監禁しながらも、堂々と「子供を愛していた」と語っている。

子供に虐待を続ける親は、その目には良い親を演じていることが多いです。それは決して意識的に行っているのでは内容です。虐待を隠すために、周囲の人から自分たちの虐待を見つからないようにしているのではありません。つまり意識的に良い親を演じているのでは無くて、親という物はこうするのだという知識から行っています。

つまり、トラウマが反応していないときは普通の親ですが、普通の親と言っても、その親としての判断基準が多くの親と、平均的な親と異なっています。その判断基準の違いが、記事の中にある家庭の姿なのでしょう。その意味では、鬼畜夫婦と表現することは間違いになります。著者の色眼鏡からの言葉なのでしょう。

子供を愛していたという言葉は、この夫婦から見たら、この夫婦の判断基準から言うなら間違っていない、自然な言葉なのだと思います。但し、その愛して居たという判断基準が、日本の平均的な親と大きくかけ離れていたと言う意味だと思います。もう一点日本の平均的な親と異なる点は、子供の性格の何かに反応をするトラウマを持っていたという意味です。

このトラウマが反応をしても、次男が死ななければ、夫婦は親を続けられたでしょうし、続けたでしょう。その結果としてこの夫婦と同じような大人を自分たちの子供から作ってしまうだろう事が推測されます。所謂連鎖です。