意識からの行動、性格からの行動 7

大人の行動は、主として習慣行動であり、必要に応じて意識行動から行動をします。習慣行動をしているときは、意識が機能をしていませんから、基本的に記憶に残りません。意識行動をしたときは、意識からの行動ですから、意識行動をしたことの記憶が残ります。その結果絶えず意識行動をしていたと、判断をします。

子供の行動は、情動行動と習慣行動ですから、その行動自体を起こした状況や行動そのものが意識に残りません。なぜその様な行動をしたのか、子供自身は分かりません。子供が自分がした行動をきちんと話せているように見えるときとは、大人からその様に言うよう、子供は誘導をされています。子供があらかじめ与えられた知識からその様に言う物だと、間接的に誘導されています。その誘導された言葉を大人が信じて対応をされたとき、不登校などの心が辛い子供はとても辛くなる場合があります。心が元気なら問題を生じません。

このように子供の行動を意識からの行動と理解する大人が多いのですが、叉多くの子供は心が元気なので、その様に理解されても問題を生じないのですが、心が辛い子供では、其れは却って子どもの心を辛くしてしまいます。不登校などの問題解決を難しくします。ここに ・・・「子供の心に沿った対応」・・・ の意味があります。