安全な場所に戻る

>マニュアルだの、分析だのに無い部分なんだと思います。不登校対策やマニュアルの教えを正しく実行して結果を求める所に意識が行きすぎると、目の前にいる子供が発した言葉を聞き逃したり、聞き間違えたり、軽く受け止める恐れも出てくるかと思います。マニュアルか先入観になるんでしょうね。
これは**さんなりの感じ方、考え方ですね。私は其れを否定しません。

私は科学者で医者です。科学の部分は地球上だけでなく宇宙全体でも成立します。その部分は科学を用いた対応をアドバイスしています。しかし心に関しては、科学以外に色々な修飾要件があります。その部分は、本来なら統計処理をしてお話しすべきなのですが、心に関しての統計処理はとても難しいですし、私にそこまでしている時間的な余裕はありません。それ故に経験から、可能性の高さからお話をしています。少なくとも私は日本中の千を越える相談を受けて、その対応を母親と相談しながら得た結果から、可能性の高いことを申し上げています。

>「行くな」と言っても、行ける場合には、その言葉を無視をして行く。
>「行くな」という言葉自体が、逃げ道になっている。
これは一般論ではないです。不登校の子どものFCRの反応の強さから言える事実です。私の不登校分類3の子供は、一般にFCRがとても強く反応をします。それ故に「学校に行け」と言ってもいけない子供です。FCRが弱くなってきた、心のエネルギーが0付近の子供では、この議論をすることが出来ます。
不登校分類3で、心がとても辛い状態、つまり心のエネルギーがマイナスなら、基本的に親が親なりの工夫で子供を学校に行かさない方が良いです。心のエネルギーが0付近なら、親は言葉で「学校に行くな」と言いながら、積極的に子供を学校に行かせる対応だけを辞めて、後追いでも大丈夫です。ただし、母親は子供の心のエネルギーが本当に0付近なのか、子供が学校に行ってしまったことで心のエネルギーが大きくマイナスになっていないかを、注意してそれ以後の対応に反映させる必要があります。
そうは言っても、母親にそこまで出来ません。家の中に、子供の部屋の中に、登校刺激を無くして、御母様は言葉だけで「学校に行くな」と言いながら、其れ以外では、子どもを見ない、子供に言わない、御母様の笑顔で、お子さんにとらわれないで、御母様なりの楽しい生き方を求められるのでも良いと思うのです。私の経験では結構これで良いようです。

>「子供」と、一括りにして判断するのもどうかなと思います。今までの流れや、その子の性格なども関係してくると思うので。
今までの流れとは習慣の心に記憶されています。性格とは子供の場合、習慣の心と情動の心からの反応の仕方です。子供と限定する限り、大人のような意識からの行動が出来ないかとても下手ですから、大人と区別する意味で子供とひとくくりすることが出来ます。ただし子供でも、大人に近づくと、または子供がよい子を演じると、子供が大人顔負けの言葉を発するようになりますが、その言葉通りに行動できないことは、子供の心に入ります。
ここで間違えてはいけないことは、子供でも言葉通りに行動をすることがあります。その場合には、子供の知識から行動が始まっていますが、そこには母親が喜ぶなどの報償が必ずあります。大人のような論理を巡らして、その結果から行動をすることはまずないと考えて良いです。未だはっきりと証明されていませんが、類人猿のような動物では意識の心である前頭前野大脳辺縁系への神経繊維の髄鞘化が不十分なことから来ていると推測されます。

>私だったら、心身ともに無理をしていて、その後のダメージが大きそうなら、その旨話すと思います。
心身ともに無理をしているというなら、人間の心である限り、FCRが強化されたという意味です。FCRが強化されたと言うことが、心のダメージが大きいという意味になります。どの程度まで以前の辛い状態に戻るのか分かりませんが、ともかく学校に挑戦する前以上に辛くなることは、人間である限り間違いありません。
大人ならその旨話すと書かれていますが、大人なら其れで良いと思います。しかし高校生は未だ子供の心ですから、学校での辛さの再経験になり、その辛さの相乗効果を来します。其れよりも、母親だけは何も言わないで、家に子供を守ってあげるのが、学校での辛さの経験を最低限で納められると思います。このことは情動を理解していただけたらおわかりいただけると思います。

>それでも本人が、どうしても卒業したいと頑張りたいと言うのなら、積極的応援はしなくても、寄り添っていくと思います。何度も言わなくても、ちゃんと話をしたのなら、相手の言葉も尊重します。
上記のように本人の心のエネルギーを母親が理解して対応をする必要があります。

あくまでも経験的ですが、心のエネルギーが0付近だと考えられた子供に、ことあるごとに「学校に行くな」と言い続けても、子供の心のエネルギーがプラスなら、子供は母親を馬鹿にして(あくまでも心が辛い子供を育てている母親についての経験的な事実です。このような意味で、母親は賢明な母親を求めるより、子供に馬鹿にされるぐらいの母親の方が良いようです)学校に行き続けてくれます。心のえねるぎーが0付近でも、学校内に子供の心のエネルギーを高める物があるなら、子供は親のこの言葉に反して学校に行き続け、心のエネルギーを高めて、元気に学校に通い出し卒業をしてくれます。学校内に子供の心のエネルギーを高める物がないなら、またはかえって心のエネルギーを奪う様だと、子供はそれほど心のエネルギーを減らさないで、母親の元で再び不登校に戻ります。

>小さなお子さんでもなく、高校1~2年でもなく、卒業が近いなら頑張って目標達成したい子がいても不思議じゃないはずです。
心のエネルギーがマイナスなら、このようなことはありません。学校を意識しただけで辛くなりますから。この様の子供が考える、子供なりの知識を表現できると言うことは、心のエネルギーが0付近である可能性があります。その場合には一応逃げ道を作って後追いで良いと思うのです。

>やった後悔より、やらなかった後悔の方が大きいと言いますし。
これは理性的な判断ですね。子供の場合このような判断をする子供もいるかも知れませんが、子供はこの判断からの行動が出来ないか大変に難しいことを母親は念頭に置いて後追いをなさる、つまりいつでも逃げ道に逃げてこられるようにしてあげた方が、心のエネルギーの浪費にならない、その経験が将来に役立つことになると、経験的に判断しています。

>何度も伝えた「行くな」が逃げ道にはなるとしても、自分の意思をハッキリ伝えたにも関わらず親に受け入れてもらえずに、その親を無視して通学しなければならなかったとしたら・・・。
その方がFCRを強化しないですむと、経験的に私は判断しています。

>私には、その選択肢はありません。
御母様なりの子育てで良いと思います。