仲良し5人組 解説2

>そのグループの中心格の女の子Bが、自分の水筒に給食の野菜くずを入れられたと書きました。すると別の女の子Cが、Aが隠れてそれを入れるところを見たと書きました。Aは反論をしましたが、グループの流れとしてAがしたことになり、教室内でも話題になってしまいました。

多くの仲良しグループでは、その参加メンバーは互いに仲良しです。一緒にそのメンバーなりに楽しんで居ます。所が中には、いつもは仲良しで、見た目で仲良しグループでも、時にそのグループの中で虐めが行われます。主としてリーダーがストレス状態にあるとき、そのリーダーがグループの一人に意地悪をしてしまいます。

リーダーですから、そのグループの中では他のメンバーより優位な地位にあることが多いです。気が強いとか、お小遣いを多く持っているとか、見た目がかわいいとか、他のメンバーが従ってしまう何か特徴を持っています。虐めをするリーダーのストレス状態とは、家庭内の問題、勉強の問題などが考えられます。この例でBがどの様な女の子なのか分かりません。

この例で本当にAがこのような問題行動をしたのかもしれません。叉はBがAに意地悪をしようとして、このような問題行動をしたのかもしれません。本当のことは分かりませんが、グループの力関係からAがその様な問題行動をしたことになってしまいました。グループの力関係、追随者などの数の関係で、周囲の人たちがAがこの問題行動をしたと考えるのが普通なのかもしれません。

以前から何度も述べていますが、子供の行動にはそれなりの意味があります。Aがこの問題行動をする意味が見つかりません。それに対してBがこの問題行動をしたと考えたら、この方が意味がありそうです。つまりBはこの問題行動をして、Aを苦しめて楽しめるからです。また、このような仲良しグループ内でのこのような出来事は、Aのように加害者と言われた女の子が本当の加害者である場合は殆どありません。