コロナ休校

<質問>

息子が不登校になって1年が過ぎます。現在covid-19の流行のために学校が休校になっています。5月の連休明けまでの予定です。
学校が休校になって、息子の姿が今までと異なっています。昼夜逆転は続いていますが、ゲームをしない時間があって、その時間に工作や絵を描き始めました。これは休校が息子の心を楽にしている姿なのでしょうか?もしそうだとしたら、これを契機に息子の不登校問題の解決が見えてくるのでしょうか?
それとも、長期休校で、かえってでいろいろ考えてしまう時間ができて、休校が終わったらかえって息子は辛くなってしまうのでしょうか?
余計に辛さを増してしまう事もあるのでしょうか?学校を忘れるためにゲームに夢中になる方が良いと教えて頂きましたが、ゲームをしていない時間は学校を思い出してよい子を演じているのではないでしょうか?

<回答>

不登校の子供は学校に反応をして辛くなり、学校に向かって体が動かなくなっています。その学校とは、その子供が行かなくてはならないと理解している学校です。日本の不登校の子供は日本中のどの学校にも反応をしてしまうようです。学校でなくても特別教室とか、塾とかにも反応をして辛くなって動けなくなってしまっています。
所が不思議なことに、夏休みの学校は子供によって学校と反応をしない場合があります。多くの子供では外国の学校も、学校として反応をしない場合が多いです。所が塾や特別教室など、学校でないのに学校と同じように反応をします。

パブロフの条件反射でも、学習した条件刺激には敏感に反応をしますが、その条件刺激と全く同じでない場合、学習した条件反射に近ければ近いほど敏感に反応をします。学習した条件刺激に近いけれど、かなり違っているときは、その動物は葛藤状態になってしまう場合もあります。

>ゲームをしない時間があって、その時間に工作や絵を描き始めました
これは学校に反応をするトラウマ=fecorが反応をしていない姿です。息子さんを楽にしています。不登校問題の解決に役立ちます。解決が見えると表現すると間違いになると思います。

>長期休校で、かえってでいろいろ考えてしまう時間ができて、休校が終わったらかえって息子は辛くなってしまうのでしょうか?
大人なら可能性がありますが、子供では考える必要がありません。子供は素直に反応をするという子供特有の原則があります。但しよい子を演じている場合は例外です。

>ゲームをしていない時間は学校を思い出してよい子を演じているのではないでしょうか?
子供がよい子を演じているときとは、回避できない嫌悪刺激に晒されているときです。今この息子さんは嫌悪刺激(登校刺激、母親からの責め)に晒されていません。よい子を演じる必要がないのです。