お菓子棚

<質問>

子どもが幼いときから、我が家では子どもが簡単に取れるところに、お菓子棚を作っておきました。いつも私はその棚をチェックして、子どもが好きそうなお菓子をストックしていました。私のためのお菓子で有り、子どもの好きそうなお菓子です。午前午後のおやつの時間になると、私と子どもはその棚にあるお菓子から好きな物を適当におやつとして食べていました。
子どもが不登校になってからも、これを続けています。子どもの生活のメリハリに、これを止めた方が良いのでしょうか?

<回答>

これはとても重要な質問です。メールによるとお子さんは自制して食べているようですね。これはとても大切な要素です。その意味でストックを置いておくこと自体は問題ないです。

自制として、今まで食べていたお菓子を減らすという意味なら、これは逆効果です。不登校などの心が辛い子どもでは、何何しなくてはならないと言う要求がとても辛いのです。不登校で辛い上にこの辛さが加重して、より辛くなり、不登校問題の解決が遅れます。

自制として、今までしていたようにしている、今まで通りに食べているなら、つまり今まで通りの習慣を維持しているなら、子どもに何何しなくてはならないと言う思いはありません。子どもは辛くなりません。

もう一つ大切なことがあります。其れはこのストックが既に習慣化しているかどうかです。習慣化している場合にこれを突然止めると、子どもは辛くなります。既に不登校で心が辛いお子さんですから、習慣化していることをお母様の一存で止めさせると、葛藤状態になり、とても辛くなります。不登校問題の解決が遅れます。お子さんが既に依存をしていることを取り上げない方が良いです。それゆえに、お菓子棚を今まで通りに維持してください。