質問を受けました 7

ここでもう一度嫌悪刺激の学習の仕組みに戻ります。Aという教師の生徒指導の厳しさ、Aから体罰を受けると、BはAに恐怖の条件刺激を学習します。Bは教師Aを見たり意識すると辛くなります。このときBが恐怖の条件刺激として学習する物は教師Aですが、それ以外にその辛さを受けたときに教師Aの周囲にあった物に程度は弱いですが、恐怖を生じる条件刺激をBは学習しています。しかし程度が弱いので、Bは教師A以外に辛いものがあると気づかないのが普通です。

教師AによりBが辛くなったときBの周囲にあったものと、Cから虐めを受けて辛くなったときにBの周囲にあったもで共通する物は、 「学校」 です。誰も気づかないうちに、学校が辛さを生じる条件刺激=fecor担ってしまっています。

教師Aで辛くなる子どもBは、教師Aが居なければ、教師Aを思い出さなければ、辛くなりません。Bを虐めた子どもCが居なければ、Cを思い出さなければ辛くなりません。子どもBが学校を辛さを生じる条件刺激=fecorとして学習しても、学校を見なければ、学校を意識しなければ、こどもBは辛くなりません。所が親や教師や多くの人は、子どもが教師Aで辛くなることを理解できても、虐めた子どもCで辛くなることも理解できますが、学校で子どもが辛くなることを理解できません。それは教師Aが居ない状況下で、虐めた子どもCがいない状況下で、Bを学校に行かせようとします。所謂登校刺激をします。

学校を辛さを生じる条件刺激=fecor登校刺激を与えると学校で辛さを生じる条件反射=fecosを生じて辛くなる子どもが3.の不登校の子供です。親や教師、多くの人が子どもに学校に辛いものが無いから学校に行かれるはずだと考えて、学校に行かせようとします。そのために子どもBはとても辛くなりますが、親や教師、多くの人はなぜ子どもが辛くなるのか理解できません。子どもBを学校に貸せようとすればするほど、子どもは辛くなり、学校に反応をするfecosは強まっていきます。