ある母親からの質問 1

<質問>

このコロナ騒動で28歳の娘がアルバイトをしていたクリーニング店が閉鎖してしまい、娘の仕事が無くなりました。暫くアルバイト先を探していましたが、あるコンビニの夜間の仕事をが見つかり、先月から働き始めました。仕事は結構忙しそうで、帰ってきたらどっと疲れていました。

所が2週間ぐらい前から、娘がいつもと異なってきました。段々元気が無くなり、母親の私との会話も減ってきました。何か辛いことがあるといつも教えてくれると私は信じていたので、敢えて娘に関わりませんでした。

今日私が仕事から帰ってきたとき、娘は仕事に行っていませんでした。このようなことは以前も良くあったので、そして私がいろいろと動くと娘は怒り出すので、私は何も言わないで娘から何か言ってくるのを待っていました。けれど娘は部屋から出てきませんでした。

翌日、いつものように食事だけ用意して私は仕事に行きました。帰ってみると今日も仕事に行っていませんでしたし、今まで楽しんで居たゲームのソフトや雑誌、漫画が片付けられて、部屋の外に出してありました。部屋の中はいつもと違い静かで何をしているのか分かりません。これをどの様に理解すれば良いでしょうか?

<回答>

前の会社が無くなったこと自体は、それほど大きな影響を与えなかったと思います。与えたとしても自力で回復できると考えて良いと思います。但し、余韻が次の仕事に影響を与えた可能性は考えて置く必要があります。

職場が新しくなったこと自体がお嬢さんの心を辛くしていたはずです。これは心の仕組みから当然起こることです。仕事がお嬢さんにとって忙しすぎると言う事実はお嬢さんをとても辛くしたと思います。

これらの三点からお嬢さんの心が落ち込んでもおかしくないですが、今までのお嬢さんの能力や性格から言うなら、今のお嬢さんは落ち込みすぎたと思います。きっと職場にお嬢さんをとても辛くする人が居るはずです。つまりお嬢さんは新しい職場の人間関係で辛くなり、落ち込んで、職場に行けなくなっている可能性が高いです。きっと上司から今のお嬢さんのあり方を注意されたのだと思います。そこでお嬢さんは今までのお嬢さんの楽しみを止めて、上司の期待に応えようとしたけれど、それによりお嬢さんは自力で自分の心を回復(自分の楽しみで辛さを昇華させる)できなくなったのではないかと思います。