ある母親からの質問 2続き

もう一つは、ネット上の口論で責められて、とても辛い思いをしている事への対応です。お嬢さんはネットで責められていて辛い状態にありました。けれどそのことを母親に伝えなかったのですから、母親は知りようがないです。お嬢さんが不登校で辛い状態からここまで元気になれたのは、母親とお嬢さんとの間に信頼関係がありました。今までお嬢さんは自分の思いを母親に訴えて、自分で問題を解決して、アルバイトも出来るようになり、続けられるようにもなっていました。

なぜお嬢さんが母親にネット上の辛さで落ち込んで、その辛さを伝えなかったのか、本来ならお嬢さんは母親に辛さを伝えて良いはずでした。今までのお嬢さんではこの辛さを母親に訴えて解決してきたのです。決して母親に訴えられなかったのではないはずです。叉訴えても、母親には何も都合が悪いことはありませんでした。母親も訴えてくれることを待っていたのでしたから。

あくまでも推測ですが、お嬢さんは今回、自分だけでこのネット上の問題を解決しようとしたのだと推測されます。大人として自力でこのトラブルに向かい合っていたのだと思います。ネット上で口論をして居るだけでなく、解決法、落ちどころを模索していたのではないかと推測されます。そしてその結果、解決できて、その結果を手紙のような物を書いたのではないかと推測されます。

ネット上のトラブルを解決できたなら、このような手紙のような物を書く必要がなかったのですが、お嬢さん自身がトラブルの経過、結果を再確認するために、文章にしたのだと思います。また、文章にしたのには、お嬢さんなりに意味があるはずです。それはきっと母親に伝えたかったのでしょう。母親に伝えることに意味があったはずで、文章の内容については、母親からいろいろと言われたくなかったのでしょう。もちろん今の母親はこのトラブルを知っても、お嬢さんを支えて、信頼して、待っていてくれたはずだからです。