教育熱心な教師 3

先生として、その生徒を元気にするために、クラスから元気のない生徒を除くために、先生としての正義感から、この生徒に関わったはずです。だからといってこの生徒の立場から言うなら、この先生は許せないはずです。この生徒の最後の居場所に踏み込んで、奪ってしまいました。この後この生徒がどうなったのか、学校に来れなくなっていたのではないかと思います。

先生方は先生方の都合の良いように考えて、子どもの立場になって考えてくれていないのです。もちろん先生方は子どもの立場になって考えていると言われると思います。所がこの生徒のような心が辛い生徒の心を先生方は知りません。この生徒のような立場になって考えようとしても考えられなくて、生徒の立場と考えながら、先生の知識からの対応をしてしまっています。

先生方は心が元気な子どもの立場から、普段考えています。心が辛い子どもの立場という物を知らないから、考えようがないのです。そしてそれを誰も教えてくれません。もちろん私のような、心が辛い立場の子どもの心からの考え方を主張している物がいても、自分たちの知識と異なるので、頭から拒否をしています。

この生徒は親から学校に押し出されていたはずです。それでもこの生徒は教室内に最後の居場所があったから学校に行けて入れました。この教室内の最後の居場所が無くなったのですから、この後この生徒は保健室とか教室以外の場所に行くしかないか、それとも親からどんなに押されても、動けなくなっていて、登校しなくなっていたかもしれません。