ある男の子からの考え方 25

>小柄でやせている純一君ですが、雇ってくれるのは肉体労働の仕事など、あまり選択肢がありませんでした。
確かに現在の日本で、基本技能が無くて就労できるところは人手不足の肉体労働の職場です。親が就労を急ぐから、それに答えるために純一君が就労を急ぐから、簡単に就労できる肉体労働になったのだと思います。就労を急がなかったら、コンビニなど他にも職場を見つけられたでしょう。きっと急いで就労させたのは両親の意向が大きかったと思います。

両親は純一君がもう高校に行けないことを理解していました。高校に行けないなら、働くことを純一君に求めました。両親にとって、高校にも行かない、働きもしない純一君が家にいることを許せなかったのです。それで就労を急いだのだと推測されます。

純一君がが自分から働くと言ったのは、働きたいからでは無くて、学校から逃げたからです。学校から逃げるにも、両親が許可しません。そこで、両親が許可する働くと言う言葉を使っただけです。両親は純一君が働いてくれる物と理解して、退学を許可したのでしょうが、純一君は働く思いは無かったし、働く心の元気さが無かったのです。