女の子の自殺

この女の子が学校に行こうとして玄関を出たとき、学校へ行かねばならないと思いから、非常に大きな辛さが沸き起こって、とても辛い思いをして、毎日学校に通っていたはずです。親はそのことに気づいていませんでした。それはその女の子が良い子を演じ続けていたから、その女の子の外から見た姿と心とが異なっていたからです。しかし当日はよい子を演じていなかったはずです。もちろん心が辛い姿もしていなかったはずです。女の子の心の動きは以下のようになります。

自殺は大人から見たらその女の子の問題行動と理解されます。然し当の女の子は良い考えが思いついたという感じでは無かったかと思います。もちろん既にロープを用意していたのでしょうから、その前から良い考えに挑戦してみようと、実行しようとしていたと思います。

当日の女の子にとって、学校に向かわないで、雑木林に向かいました。その日の女の子にとって雑木林は接近系だから、雑木林に向かいました。女の子にとって雑木林が学校の辛さ以上に接近系(言葉で表すなら、何か分からないけれど嬉しい)だったので、相殺されて、やや接近系の状態だったと推測されます。それ故に淡々と雑木林に向かったと推測しています。だから周囲の人たちは女の子が自殺をしようとしていたことに気づかなかったのでしょう。

なぜ女の子は自殺をする場所として雑木林を選んだのかという疑問も湧きます。自宅で首をつる子どももいますから。その理由としてうがった説明になりますが、この女の子は親の前で、きっと学校でも良い子を演じ続けていたはずです。ですからよい子を演じていたので、自宅ではいつもの女の子で過ごす場所、よい子を演じる場所になっていたのでしょう。

或母親が言いました。
>あの女の子は自分の家の中に居場所が無くて、現実逃避をしたのですよね。現実逃避して、辛さから逃げる方法は、その子供によって様々ですよね。本来なら家庭に、母親の元に子どもは逃げて、自分の心を守ろうとするのでしょうが、このオンあの子はそれが出来なかったのでしょう。それ以外の現実逃避をして、命を失えば自殺、失わなければ病気とか障害と言われたり、自傷行為をしただけと思われるかもしれませんね。