娘の学校への文句

小学校3年の娘です。今年の4月から学校に全く行かなくなりました。娘が夫と二人きりのときに学校の悪口を叫び、終いには泣き出しスッキリとした様子になったそうです。それからもちょくちょく夫の前で学校の文句を言っているようです。
泣き叫ぶことはなくなったのですが、昨日は「お父さんも学校行かない方が良かったと思ってるんでしょう?」「学校の先生ってなんで先生になるんだろう」「みんなはなんで学校に行くんだろう」「いつか先生をぶっつぶしてやる、呪ってやる」と言ってきたそうです。
夫は「お父さんも学校行かなければ良かったと思ってるよ。学校は大人が勝手に作った物だからね。行かなくても善いと思うよ」と答え、その他の質問には「どうしてだろうね」と答えたそうです。すると長女は膝を抱えて泣いていたそうです。
いつもYouTubeやゲームで自分から学校を連想するものを見ているので登校刺激はあると思います。ですが楽しそうに笑いながら見ているのでゲームを取り上げていません。本人も「YouTubeがあって本当に良かった」と言っていたそうです。

多くの場合、このような内容は母親に話す物です。もちろん娘の訴えを否定しないで聞いてくれる母親にはなします。この娘の場合、母親に話さなくて、父親に話すのは、母親の対応が悪くて、母親と娘との間に心の距離があるのではないかと母親が心配しています。そこで娘に関する情報を見てみると、母親の前で娘の心は安定しているようですし、素直に自分の心を表現しているようです。ですから、この学校への文句を母親に言っても良いはずです。然し言っていないのは、母親に言えないからで無くて、父親に言いたかったのでしょう。父親の方が社会と密接な関係があり、その父親に娘の今を肯定して貰いたかったのでしょう。また、父親も上手に娘の訴えを受け入れてくれました。だから安心して学校への文句を繰り返すことが出来たのだと思います。学校への激しい暴言も、学校が辛かったと言うことの表現で有り、娘の心が元気になると、このような暴言も無くなります。かえって学校を求める様になるかもしれませんが、親は其の変化を親から求めると娘への対応が不十分になってしまいます。今は娘が学校を否定することに共感しておけば良いです。娘からの不満、暴言を聞き続けることで、学校への不満を吸い上げることが出来るからです。

不登校の娘への母親の対応が良いこと、父親も娘の辛さを理解して訴えを聞いてくれようとしてくれていること、この二つの好条件が重なっています。きっと娘は時間とともに元気になって行くはずです。それでも父親は娘が求めたときだけ娘の訴えの聞き役になり、それ以外の時は娘の前に出ない方が良いです。私たちで言う黒子の役目です。娘の側にいるのはいつも母親だけで良いのです。