ウサギさんのコメントへのお答え

私のMSG、「 不登校の分類3では学校に行ってみても以前と同じ辛さを感じるので、学校に行かれません。不登校が続きます。不登校となった同一の学校に行ってみて、行き続けられるかどうかでこの区別が可能になります。」の説明です。私の説明の仕方が悪かったのでもう一度します。

不登校の分類2は学校内にとても強い嫌悪刺激がある場合です。例えば体罰を加えられた先生がいる、虐める友達がいる、と言うような場合です。しかし、先生や友達がいる学校自体は嫌悪刺激で無い場合です。

不登校の分類3は学校内に何があろうと、子供が学校と理解する物に対して強い嫌悪刺激になっている場合です。が校内に怖い先生がいなくても、虐める友達がいなくても、優しい先生がいても、好きな友達がいても、それらを含んでいてもいなくても、がっこうとこどもがいしきするかぎり、学校が恐怖刺激になっていて、学校に向かって動けないのです。ですから、多くの大人や専門家は、行けるはずの学校に行けないのは子供がおかしい、病気では無いかと考えるようになるのです。

専門家は不登校の分類2と不登校の分類3との区別を知りません。不登校の分類2の不登校の子供は、学校内に恐怖刺激が無くなったと感じるようになると、学校に行かれるようになります。そこで不登校の分類2の子供に対応をした専門家は、不登校の問題を解決できたと高らかに自己宣伝をするのです。不登校の分類3の子供を学校に行かせようとすると、学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=fecorの反応がますます強まって子どもの荒れがより強まり、問題行動も事件になったり、精神疾患の症状を出す様になります。この子供の姿を見て、多くの専門家は子供の心が辛いことを考えないで、子供の症状だけから、子供を矯正機関に預けたり、医療にかけたりしているのです。

>うちは同一の学校に行ってみて、行き続けられませんでした。分類3ですね。
不登校の子供の大半は、不登校の分類3です。まず不登校の分類3と考えて対応をした方が、不登校の分類2のお子さんの不登校問題を悪化させません。

>「同一の学校」について質問です。分類3の場合、トラウマが消失したもしくは回避系よりも接近系が大きくなった場合には、別の学校であれば行けるようになるのでしょうか?
不登校の分類2の不登校の子供は、学校を変えることで、その学校内に子供の恐怖刺激が無いと子供が感じられたら、不登校を止めて学校に行きます。

不登校の分類3の不登校の子供の持つトラウマの反応の強さは、子供を死に追いやるほどの強さです。学校が回避系の刺激としてとても強いです。この学校が持つ回避系は時間がかかりますが、学校を忘れていると、段々弱まっていきます。

それにはとても長い時間がかかります。本当にトラウマの反応が弱まった場合、まず家庭生活での子供の姿が変わってきます。子供に心のエネルギーを感じるようになります。もちろん学校関連の物にも反応をしなくなっています。その様な状態の不登校の子供に、学校内に大きな接近系があると、子供は学校に行き出します。普通は学校内に接近系があっても、弱まったトラウマの回避系の方が強い場合が多い様です。

その弱まったトラウマの回避系を家庭内の接近系で殆ど機能をしない程度にしないと、学校内での接近系があってもなかなか学校に行かれないようです。学校自体が子供の本能から接近系ですが、子どもの心のエネルギーが増えてきてもなかなか学校に行ってくれないのは、学校自体の接近系より大きな接近系を子供が追い続けている場合です。