不良飛行が不登校の原因?

以下のMSGは日本が未だ貧しかった頃の子供には当てはまりません。現在の物質的に豊かな時代の子供についての話しです。半世紀ぐらい前からの日本に当てはまります。

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学校で辛いことがあったというよりは、生活の乱れや周囲の友達に合わせてしまったり、いわゆる非行、不良行為の流れで学校に行かなくなってしまったり、それを咎めたり心から心配してくれる母親や家族がいなかったケースなどです。
この場合も「学校が辛いトラウマ」のでしょうか?

>学校で辛いことがあったというよりは、生活の乱れや周囲の友達に合わせてしまったり
多くの大人はこの時点の子供の姿から、子供の問題を考えます。所が子供の立場、子どもの心から言うなら、この前に一段階あるのです。子供の姿は普段と変わらないのに、心がとても辛い状態にある時点です。

学校内での辛さ、多くは担任の学級運営ですが、教師の学級運営は子供のことを考えていると言いますが、それは子供の成績や見た目をよくするための配慮で有り、子供が教師の学級運営で苦しんでいることに気づきません。叉、子どもの方でも教師の前でよい子を演じてしまっていますから、教師は気づかないのです。

教師の学級運営で辛くなった子どもは、教師の前でよい子を演じますが、教師がいないと問題行動を始めてその辛さを解消しようとする子供と、自分の中に向かって言ってしまう子供とがいます。問題行動を始める子供は虐めを始めたり、教室内でいたずらやほかの子どもを苦しめるような行動をします。それでも大人の目から見たらやんちゃなだけの子供に見られることが多い様です。

辛さを自分の中に向ける子供は、おとなしい子供、まじめな子供、しっかりとした子供と見られやすいですが、問題行動を行う子供の絶好のターゲットになります。虐めを受けるターゲットになります。暴れたり、虐めをしたり出来る子供はそれらで学校内の辛さを軽減できるから、不登校になりにくいです。辛さを内に向ける子供は、可能な限りよい子を演じますから、学校でも家庭でも、親や教師は子どもの心の辛さに気づきません。

どちらにしても、心が辛くなると、よい子を演じきれなくなると、親の希望することをする心の余裕が無くなり、生活が乱れてきます。このことをこのMSGは言っていらっしゃるのだと思います。子供が よい子を演じている 段階で子どもの心の辛さに大人は、特に母親は気づいてあげる必要があります。

大人の飛行、不良問題は、その大人を説得する、分からせることで解決できますが、その考え方は子供には逆効果なのです。子供への説得、分からせようとすることは、その場で素直に荒れる場合と、よい子を演じて見かけ上受け入れたけれどかえて親や大人に不信感を持つ場合とがあります。大人とは逆なのです。それに大人が気づいていないのです。

>、いわゆる非行、不良行為の流れで学校に行かなくなってしまったり、
この時点で既に、子供は学校生活が辛いのです。その辛さが、子供によっては非行、不良行為をすることで、子供が軽減しようとしていたのですが、それが出来なくなると子供は不登校になります。


>それを咎めたり心から心配してくれる母親や家族がいなかったケースなどです。
それを咎めると、それに対して荒れる子供と、その咎めに対してもよい子を演じるようになる子供がいます。荒れる子供は押さえつけようとする母親との関係を悪くして、不登校問題の解決が大変に難しくなります。
よい子を演じる子供は、親はその時点で問題が解決したと理解しますが、親の気づかないところで問題行動を起こして、警察沙汰になったり、命を落としたり、大変に難しい子どもの心の問題を生じます。

>この場合も「学校が辛いトラウマ」のでしょうか?
このようなことを質問されると言う事は、トラウマとは何か分かっていらっしゃらないからでは無いかと思います。トラウマとは子供を辛くするものを理解出来ない、気づかないという意味で、親や大人が気づかないけれど子供が苦しんでいるのがトラウマです。ご指摘の子供の姿の前に、トラウマが反応をしているが子供がじっと耐えているという段階があるのです。これを一般の大人に気づけというのは無理かもしれませんが、子どもの不登校問題を解決しようとする人は、必ず気づく必要があります。