塾の話し

中学3年生になって不登校になっている息子です。学校に行きたいけれど行けないから、塾だけは辞めないと、塾通いだけはしています。塾の先生が親身になっていろいろな科目を教えてくれます。最近数学が楽しいと言って塾では勉強をしています。しかし家ではゲームとネット漬けです。
相談したカウンセラーは勉強に興味を持っているから、塾だけは止めない方が良いと言っていますし、息子も塾だけは行くと言って、今の所塾に休まずに行って居ます。別のカウンセラーから、息子は無理をしているから、塾に行かさない方が良いのではと言うアドバイスを受けました。しかし母親として、自分から塾に行っているのだし、塾を辞めたくないというので、静観をしています。
塾の先生と相談すると、まじめに勉強をしていると言っていますから、息子は塾に行きたいし、学校にも行きたがっていると、母親は判断しています。


本当にまじめな男の子だと思います。学校に反応をして男の子を辛くするトラウマ=fecorはよくある不登校の子供ほど強くないようです。でも学校に行かれないのですから、しっかりとこのトラウマがあると考えられます。このトラウマがあると、子どもの心がとても元気になり、そのトラウマが生じる辛さを打ち消すぐらいにならないと、学校に戻れません。

この男の子は塾に行かれるのですから、その分多くの不登校の子供と異なり、心のエネルギーが残っています。ここで間違えていけないことは、男の子の心のエネルギーは勉強に使われているのでは無くて、男の子の心をより元気にするために使われているのでは無くて、よい子を演じる方向に使われています。よい子を演じるとその後で大きな辛さを生じてきますから、家に帰ってよい子を演じられません。塾の勉強が出来ないと言う意味です。辛くなった心を癒やすために、ゲームやネットに没頭せざるを得ません。

家でゲームやネットに没頭することで辛さを解消できて、良い子を演じ続けられます。それでも未だ心のエネルギーが余るほど、家でゲームやネットで心のエネルギーを貯められたとしても、その心のエネルギーでトラウマの反応を抑えることは難しいしはすです。もしできたとしてもとても完全にトラウマの反応を抑えてしまうには、長い時間を要しますから、きっと何年かかかりますから、その間に男の子の状況が変化をしてきて、塾での勉強が難しくなると思います。

解決法として、御母様が男の子の心に沿う対応をする必要があります。男の子は現時点で学校を拒否しています。学校を意識するだけで辛くなりますから、学校を意識する物から男の子を隔離する必要があります。これは対応の基本方針で、母親の対応としてはこの基本に沿って、男の子と対峙する必要があります。具体的には、まず 「塾を母親の責任で辞めさせる」 ことでしょう。それ以外はその場その場で異なりますから、一言で言えません。