逆行動の法則

不登校や引き籠もり、荒れる子供、社会的に問題行動をする子供、心の病の症状を出す子供など、多くの心が辛い子ども達への対応を続けてみて、ほぼ間違いなく成立する法則があります。それは

逆行動の法則

です。
心が辛い子どもの問題を解決しようとして、その問題なくするように対応をすると、かえってその問題を強めてしまうという事実です。これはかなりの確率で成立します。但し心が辛い子どもについてのみ、考えて良い法則です。

その逆もかなりの確率で成立するようです。只、利用価値は少ないようです。

心が辛い子どもの問題を解決しようとしてかえって子供の問題行動が強まったとき、その問題解決をしようとしないで、子供がやりたい放題に任せると、かえって子供の問題が軽減することが多い様です。ただし、この場合、親が楽になる方向に子供の問題が軽減するとき、親の対応の変化と子供の状態の変化との関係が分かりにくいことが多いです。子供が辛くなっている原因には、親の対応ばかりでないからです。

子供全てでなく、不登校などの心が辛い子ども、心の辛さに苦しんでいる子供への対応には、逆行動の法則が当てはまりますから、いろいろな議論を抜きにして、この逆行動の法則から、心が辛い子どもへの対応を考えることが可能です。